干支って普段あまり気にする事の無いものかと思います。
話題に上がるのも年末年始くらいではないか、と。
そんな干支について、強烈に覚えている話があり、今回はそれをブログに書いてみました。
干支にまつわる迷信から広がるお話です。
干支の迷信
さて、干支はみなさん何ですか?
私は酉年です。
そして祖母は戌年。
干支には何らかの迷信があったりしますよね。
酉年の私は、頭の回転が速く勘が鋭いのですが、バタバタ貧乏なのだそう。
あまり、嬉しくない…
戌年の祖母は、食べるものに困らず、道に迷わないのだそう。
戌年の方がなんだか良いなあ、と思ってしまいましたが。
その他の干支の場合、
子年、社交的で子孫繁栄が望める。ずるがしこい一面も。
丑年、役に立つ働き者。
寅年、金運があり、気が強い。
卯年、大人しく、無口で優しい。
辰年、知識欲旺盛。大きく出世するか、落ちぶれるかのどちらか。
巳年、嫉妬深くしつこい。自立心が旺盛で金運がある。
午年、行動力があり足が速い。じゃじゃ馬。
未年、金遣いが荒い。忍耐力があり優しい。
申年、積極的で行動力がある。落ち着きがなくうるさい。
亥年、意志が強く猪突猛進。好き嫌いが激しい。
当てはまった部分はありますか?
さて、戌年であった祖母は幼い頃に、「戌年だから」という理由で仲間に入れてもらえなかった物があるんです。
この話を聞いた時に面白いと思い、絶対ブログに書こうと昨年から密かにメラメラと私は燃えていました。
狐が逃げる
戌年の人が言われてしまう迷信の一つに、「稲荷神社には行かない方が良い」というものがあるそう。
これは、イヌとキツネの仲が悪く喧嘩をしてしまうから、という迷信なのですが。
祖母も若い頃に言われた事があるようです。
相性が悪いとされるイヌとキツネ。
祖母が小学生の頃、『こっくりさん』が友達の中で流行ったそうです。
こっくりさんとは、キツネの霊を呼び出してそのキツネに色々と質問するというもの。
学校の怪談とか、七不思議とか、わりと定番だったりしますよね。
私が学生の頃は流行った覚えはなく、
なぜ知っているのかと聞かれれば、ホラーゲームで見た知識である、と答えますが。
エンジェルさんとかキューピットさんとか呼び方が違うけれども似たようなものもあり、元をたどると西洋に起源のある占いの一種なのだそうです。
そんなこっくりさん。
祖母曰く4人でおこなうものだったのだけれど、自分は戌年だから仲間には入れず、いつも見ているだけだった、との事。
祖母の口ぶりからしても、仲間外れにされていたとかそういうジメジメしたお話ではないことは分かりましたが、
しかし、こっくりさんの流行ってゲームの中や都市伝説だと思っていたので、経験者が居る事にまず私は驚きました。
さて、こっくりさんとはどのようにおこなうものかイメージできますか?
紙に『はい』と『いいえ』、『鳥居』、『男』と『女』、『0から9の数字』、『五十音』を書いて
その紙の上に硬貨を置き、硬貨の上に参加者は指を乗せて、こっくりさんを呼ぶ呪文を唱える。
それが私のこっくりさんのイメージでした。
しかし祖母の友人達がおこなっていたこっくりさんは少し違うようで、
紙に書く文字は同じですが、硬貨を使わないのです。
お箸を3本、三脚の要領で紐などを使って立つようにします。
そのお箸を、目隠しをした代表一人が持ち、こっくりさんを呼ぶ呪文をみんなで唱えて、質問をする。
これが祖母の友人たちがおこなっていたこっくりさんです。
こっくりさんって硬貨に指を置いている内の誰かが硬貨を動かしているんだろう。
その人が質問に答えているのだろう。
と私は思っており、
霊感も無ければそういった体験もした事が無いので、人力でどうにかなってしまうものという印象だったこっくりさん。
しかし、祖母の友人達のやり方でおこなって、もしも質問に対してそれなりの返事があった場合、信じてしまうよな、と思ったのです。
目隠しをしている代表者が実はちゃんと紙に書いてある文字が見えていた、とか言う事で無ければ、紙の上に書いてある文字を辿って言葉を紡ぐのは難しいでしょう。
幽霊等を信じているかどうか微妙な私ですが、
こっくりさんの方法として、それなりの答えが貰えた時に信じるなら、断然目隠しされた人が出した答えの方だなと私は思いました。
触らぬ神に祟りなし
この記事を書いている意図としては、読んでくださっている方に「こっくりさんやってみてね」とオススメしているわけではありません。
霊感があるわけでもないですし、幽霊等見た事も無いですが、触らぬ神に祟りなしです。神社等でもお行儀良くしている方が良いハズと私は考えています。
ただ、こっくりさんは硬貨を使っておこなうものだという私の中の常識が壊れて面白いと感じたので今回記事にしました。
祖母の友人達がおこなっていた方法はマイナールールなのでしょうか?
それとも、時代と共にこっくりさんというものが変化していったという事なのでしょうか?
気になるところではありますが、謎は謎のままでも面白いかな、とも思っています。
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