食事に多少の制限がある私。
調味料の量は気をつけています。
塩分控えめの食事の私にとって、大きな味方がトマト!
塩が少なくても美味しい料理ができるのですよ。
トマトは味方
トマトってサラダで食べることが多いでしょうか?
小さい頃、熱を通したトマトが好きではありませんでした。
基本的に野菜は好きだし、トマトなんて一番好きな野菜だったのですが、熱を通した途端に舌に合わなくなったと感じていました。
ピザの上に乗っているトマトがギリギリ。
「野菜は生が一番!」と思っていたんです。
きゅうりに味噌つけてバリバリ食べてるタイプの子供でした。
そんな私、塩分控えめの食事をするようになって、熱したトマトのパワーに気付きました。
火を通してもトマトが食べられるようになったのは、単純に歳をとって味覚の許容範囲が広がったからなのだと思うんですけど…。
トマトを入れると、塩を入れなくてもちゃんと味がするんです。
スープとかって、塩加減がとても難しい。
しっかり味のするスープを作ろうとすると、案外お塩がいるんです。
ラーメンのスープなんかが良い例ですが、塩分がえげつないんですよ。
1日6g以内で収めなくてはいけない私からすると、1食で7gとか余裕で超えてくるラーメンは手が出せない食べ物だったりします。
塩味って美味しいって感じる味なので、薄いとまぁ旨味も薄いわけです…。
そんな悩みを解決してくれるトマト。
トマトを入れてコンソメスープ作ると、美味しいのです!
コンソメとか塩とかを同じ量使っていたのだとしても、トマトのある無しで味が大きく違うのです。
満足感のある、美味しいスープのためにはトマトは必須だなぁ…と感じてます。
出汁って大事
塩分控えめの食事で欠かせないのが出汁。
出汁と言うと、鰹節とか昆布とかがパッと出てくるかな?
他にも、干し椎茸とか、煮干しとか…。
和食には欠かせないものでもありますよね。
出汁を使うときのポイントとして、植物性のものと動物性のものを合わせるというものがあります。
旨味成分のグルタミン酸とイノシン酸は単体で使うよりも掛け合わせた方が旨味が増すんです。
ちなみに、植物性のものにはグルタミン酸が、動物性のものにはイノシン酸が含まれてます。
さて、出汁の元で無くても旨味成分は含まれています。
野菜も同じ。
そんな中でトマトのグルタミン酸の含有量は他の野菜の比ではないほどに多量です。
鶏肉のトマト煮とか作ったりしますけど、あれって鶏肉(動物性の旨味)とトマト(植物性の旨味)を掛け合わせているので、美味しいのです。
旨味たっぷりな煮物。
日本ではサラダなんかで食べられることが多いトマトですが、イタリアとかだと加熱して使うことが多いようです。
イタリアントマトも加熱用のトマトだしね。
加熱すると旨味がぐーん!とアップするトマト。
あちらでは、鰹節や昆布を使うように、トマトを使用しているみたいです。
舌も慣れるよ
塩分控えめの食事、最初は物足りなさがありました。
あと、単純に私の経験不足もあって、美味しくない料理が出来上がっていた。
それも、自炊を繰り返すことで慣れてきて、それなりに美味しいご飯が作れるようになってきたんです。
さらには、トマトの実力に気づいて、美味しいご飯が作れるようになっています。
母も私が作るものを同じように食べています。
そんな母は、食事制限はないので食べたい物を自由に食べられるのですが、外で普通のご飯(塩分控えめではないご飯)を食べてびっくりしたみたいです。
「しょっぱ!」って。
母も見事に塩分控えめな舌になっていたみたいです。
慣れと工夫で満足できる食事ができます。
美味しいご飯で健康にもなれるなら、一石二鳥ですよねー。
これからもトマトはうちの食卓で大活躍してくれると思います。
来年の夏には、庭でトマトを栽培したいと考えているので、活躍の幅も広がるんだろうなぁ〜。