砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

驚きと楽しさにあふれた猫との暮らしは退屈するヒマもありません。

我が家のサビ猫ノアは、

人の食べ物には興味を示しません。

が、先日驚くほどに執着して、欲しがる食べ物があり、私も母も驚きました。

そして、驚きは続き…。

そんな、サビ猫ノアとの暮らしのお話です。

「ソレは私のごはんでは!?」

我が家のノア、基本的に人の食べ物には興味がありません

ちょっと匂いを嗅ぎに来ることもありますが、確認が終わるとすぐにその場から立ち去ります。

私たちがホットプレートで焼肉をしていても、美味しいフライドチキンの匂いがしても、我関せずで別の部屋に居ることも。

だからと言って、食べ物を出しっぱなしにするようなことはありませんが、それでもノアには信頼を置いています。

「ダメ」って言えば分かってくれる。

そんなノアが、普段とは違う様子を見せた日がありました。

母が「コーンビーフが食べたい」と購入してきた、コーンミート

どうやらお店にコーンビーフが置いていなかったらしい。

そのコーンミートをホカホカごはんに乗せて食べようとしたところ、ノアが急に大きな声で鳴き始めました

しつこく鳴き、食卓に上って母の目の前に座り込み、くれないと分かると手をちょんちょんと母に向けて出す。

私も母も、そんなノアの様子にびっくり仰天。

「何がそんなにノアの心を掴んだのか…?」、成分表示を見ましたが、よく分かりませんでした。

理由判明

数日後、1人でのお昼ご飯の時間。

レンチンしたご飯にコーンミートを乗っけてみたところ、やっぱりノアが大興奮

しかし、私はココで気づきました。

コーンミートって、猫缶の匂いがするんです。

正確には、猫用のウェットフードの匂い。

コーンミートを食べるのは初めてでしたが、匂いは私も良く知っていました。

ノアも、この匂いにつられたらしく…。

「私のごはん!」「おいしいやつ!」と、なっていたようでした。

我が家では基本的にカリカリ(ドライフード)をあげているのですが、多分保護してくださった方のお家で、ごちそうとしてウェットを貰っていたのだと思います。

猫はごはんの美味しさの判断として、まず第一に嗅覚を使うらしいので、そういう意味でも、コーンミートが美味しいご飯の匂いとしてキャッチされたようで…。

コーンミートをあげることは出来ないので、ノアにはおわびにウェットのご飯をあげました。

びっくりどっきり

ノアのご飯やおやつ、おもちゃの類は、全てプラスチックの蓋つきケースに仕舞ってあります。

衣装ケースみたいなやつ。

ノアもその中に自分のご飯などが入っているのは分かっているので、ケースのカドにスリスリしたりしてます。

そんなケースのフタが開いていた時、ノアが身を乗り出し、上半身をケースに突っ込んで中を漁っていました

私もその場にいたので、そんな様子を眺めていたんです。

ゴソゴソとしているノアの背中に、ちょんっと触れてみたところ、どこからか水滴が飛んできた

「え!?」と思って、その水滴に触れ確認してみたところ、とてもよく知っている匂いがする…。

「なんだこれ?」と考えつつ、ティッシュで飛んできた水滴を拭きふき。

ティッシュで拭いた水滴は、黒っぽい色をしてた。

よーーく考えた結果、それがノアのお尻の匂いだと分かりました。

そして、飛んできた水滴が、肛門腺液であると判明。

肛門腺

猫や犬に存在する肛門腺

肛門腺とは、名前の通り肛門にある腺

時計の4時と8時のあたりにあるらしく、そこに液が溜まるんです。

犬を飼っている方は、月に1回くらいの肛門腺のケアが必要になりますよね。

猫は犬ほどケアに神経を使う必要が無いらしく、液はおトイレの際に一緒に排出されることがほとんど。

そんな肛門腺液

個体によって差はありますが、茶色かったり、灰色だったり、ドロドロしていたりする液が溜まる。

しかも、とても、臭い

その肛門腺液がピュッとノアのおちりから飛び出してきた。

色々と調べてみたところ、猫は興奮や驚きの際に肛門腺液が飛び出してしまうことがあるそうです。

多分、ノアは自分のご飯などが入っているケースを漁っていて、それが悪い事だと分かっていた。

その悪戯を私に見つかり、背中をチョンっとされてしまった事で、「ヤバッ!」ってなったんだと思う。

それでいつも以上にびっくりして、筋肉が収縮してしまって、ビクッとなった途端に肛門腺液が飛び出したみたい。

そして、それが私の足にかかったのでした。

別にノアを怒るつもりは無かったんですけど、本人は悪さが見つかった意識だったんだなぁ。

ちなみに、肛門腺液の匂いはそこまで臭いとは思いませんでした

ベッドで寝てるときとか、ノアのお尻が顔の近くにあると香ってくる、そういう匂いなので慣れたものです。

そんな驚きと楽しい経験が詰まった、私の最近の猫との暮らしの話でした。

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