砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

"おじいさん達"から幸せを考えてしまう雑記

どうしようもない用事があり、祖父に会いに行ってきた本日。

多分会うのは半年ぶりだと思うのですが、変わったような、変わらないような…。

外見の変化はあまり感じられませんでしたが、認知症の方はとても順調に進行しているようでした。

いつか、止まるんだろうかね?

契約の所要

現在特別養護老人ホームに居る祖父。

体は比較的丈夫で大きな病気も無いのですが、認知症が進んでおり、孫である私のことはさっぱり分かりません。

今日は家屋の保険に関しての手続きがあり、叔母さんと一緒にそんな祖父の元へ行ってきました。

どうしても本人の署名が必要なのよね…。

私のことも叔母さんのこともさっぱり分かっていませんでしたが、とりあえずなんとなく説明の場に一緒に居り、途中で寝たりもしつつ、書類へサインをした祖父。

半年ほど前にも別の事務手続きの関係で祖父に会ったのですが、その時にはまだ自分の住んでいる場所の住所や名前など書けていました。

それが、今回は自分の名前は分かるけれども漢字が出てこないのか、署名がおぼつかなくなっていた。

見た目の変化は感じられなくても、認知症はどんどんと進んでいるようでした。

いつかは自分の名前とかも分からなくなるのでしょうか?

繰り返し語っている思い出も、出てこなくなるのかな?

認知症が忘れていく病気なのだとしたら、そういった記憶も忘れていくのだろうし、生活の基本的な部分も分からなくなるのかもしれませんね。

祖母の事を「母ちゃん」と呼ぶ祖父ですが、そういったこともいずれ分からなくなって口にすることも無くなるのかな。

認知症色々?

特養老人ホームにて、スタッフさんのお世話になっている祖父。

色々と面倒をおかけすることはあるようですが、暴れたり暴言を吐くタイプじゃないので、そういう意味では平和な人です。

自分の部屋と間違えて人の部屋に入ってしまうことは日常茶飯事らしいですけど。

私の身内、私が知り得る範囲で認知症を患った方は祖父を含めて4名ほど思い浮かびます。

直接面識が無い方も居ますが、色々と話は聞いていたりする。

そんな中で現在進行形で困っているのが認知症の入り口に立っているらしい叔母さんの義理の父親。

病院ではまだ診断が下されるほどには症状が進行しているわけではないようですが、とにかく手が出るタイプ

認知症も色々な症状が出るようで、攻撃的になる方も居ると聞きますが、本当にそれっぽい。

つい先日も警察沙汰になったようでした。

祖父は口は出るけれども手は出さないタイプ。口だけ、とも言う。

カッとなって暴言を吐きまくっても、引き戸を力いっぱい閉める以外の力業はない人でした。

だから祖母との喧嘩もひたすら口論だった。

それに比べて、夫婦喧嘩で包丁を持ち出すタイプらしい向こうのおじいさん。

義理のお母さんが命の危険を感じて家から閉め出したら、怒鳴りながら包丁をガリガリと扉などにぶつけたりなんだりしていたらしく、それを見たご近所さんに通報されたらしいです。

手が出るというだけで怖いのですが、武器を所持されるとより恐ろしい。

しかしながらまだ診断として認知症と言われているわけではないので、ここからこういった行為が悪化していく可能性があると考えることもできて、何とも言えない気持ちになります。

私の場合は祖父と一緒に暮らしていた時にはひたすらストレスが溜まってイライラして、マジギレした結果私の方が祖父を〇してしまおうと思ったくらいなのですが…。

向こうのおじいさんに関しても違う方面から家族は追い詰められてしまいそうだなと話を聞いていて思いました。

長生き色々

祖父は今年で93歳になります。

すっかり色んなことを忘れてしまった祖父。

その一方で90歳を超えても元気にお散歩したり庭仕事をしているおじいさんも居ます。

お隣のおじいさんがまさしくそういったタイプで、「96歳だと思う」と母に年齢を聞いてから数年経っています

お隣のおじいさんは耳は多少遠いけれどもとっても元気。

頭の方もしっかりしていて、母の好物の夏ミカンを持って我が家に顔を出してくれたり、家の庭の雑草までも抜いてくれたりするくらいのパワフルさ。

対照的なおじいさん2人を見ていると、「長生きとは…」と考えずにはいられません。

長く生きることがイコール幸せではないのだろうとはずっと思っていましたが…。

なかなか難しい問題だよねぇ。

自分が望んで終わりを決められるわけではないだろうから、より何とも言えない気持ちになります。

幸せって、なんだろうねぇ。

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