砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

【疫】沖縄のホラーは怖くてまじで面白かった

ひょんなことからホラードラマを一気見した私。

怪談やホラーゲーム実況は好きだけれども…という私が、純粋に楽しめた作品でした。

超面白かったし、来年にも期待してしまう作品です。

すごいぞ、沖縄。

ひょんなきっかけ

そもそもドラマを知るきっかけは、Vチューバーのお化け屋敷体験動画。

ぽんぽこちゃんねるで、ぽんぽこちゃんとピーナッツくんが沖縄のショッピングセンターの中に在るお化け屋敷に行くという動画でした。

ぽこピーのホラーコンテンツが好きな私はいつものようにその動画を視聴。

お化け屋敷が沖縄のテレビ局が制作したドラマとリンクしているのだと説明されていて、しかもそのドラマがYouTubeで見られるというということだったので、さっそくそこからドラマ視聴してみることに。

沖縄ホラープロジェクト「疫」

ドラマのタイトルは『疫(えやみ)』。

最初の放送は2023年のようでした。

そこからシリーズが続いていて、今年2024年は第2シーズン的な扱いになるのだろうと思います。

1話が10分程度の短いものなので昨年分と合わせて9話ありましたが一気見できてしまいました。

そもそも沖縄のホラーコンテンツってめっちゃ怖いって有名ですよね。

ということでかなり構えて見始めたのですが、面白い!

もちろん怖いのですけれども、恐怖に勝る面白さでホラー映画やドラマに耐性のない私でも一気見できてしまった。

なんとなく全部見終えた後にもう1回最初から見直したくなる作品な気もしています。

www.youtube.com

俗的考察。

この沖縄ホラープロジェクト、毎年行う目的で立ち上げられたものなのかな?とシーズン2を見て感じました。

昨年放送された5話はもちろん面白い。

けれども、今年放送された4話を見て「昨年分が種まきだったのでは?」と思うくらいに秀逸だな、と感じる部分があったんです。

それが、モキュメンタリーという作風の存在。

昨年放送分と違い今年の続・疫の方には、ドラマ冒頭で分かりやすくこの作品がフィクションであると明記されている文章が出てくる。

作中でも「モキュメンタリーって知ってます?最近流行ってて…」というようなセリフが出てきて、まさしくこの作品がそのテイで進んでいくんです。

リアルタイムでドラマを追いかける面白さというか、本当に時代の流れに沿って作られていて、それが体感できる状態で作品を楽しめている良さを感じられました。

震える舌で自分の知らない時代や世間を見られたのも面白かったけれど、肌感で共感できるこのリアルさもたまらなく面白いと感じるポイントでした。

私的感想。

ナヒヤサマという怪異、今回の異変の元凶についてはまだなんだかふわっとしている感じを受けています。

一応作中で写真が出てきているけど、そもそもあの家とナヒヤサマの明確な繋がりみたいなものは謎だったし。

あと、あのお札広めてる(?)おじいさんも、謎。

とりあえずナヒヤサマに生贄を差し出しているのだということは把握できたけれども、まだ謎の根幹には迫れていない感じがしますよね…。

昨年分を見て、今年の分を見て、やっぱり確実に進化している感じがするので来年への期待が高まっています。

ドラマだったものが現実に浸食してきている感じが、最高でした。

「創作ですよね…?」っていう。

これって怪談ではありがちな設定ですけど、いつの時代の人にも刺さるモノだと感じます。

「嘘だよね?」「え?」「え!?」っていう。

個人的にすごいなーと思ったのは、しょっぱなからぶら~んと人がぶら下がって出てくるところ。

YouTubeにバンされないのかな…っていう無駄な心配もありましたけど、ああいう明確な表現って昨今避けられるヤツだよね。

昨年放送の5話を見ていて、このご遺体(霊体?)のおかげで時間軸が分からなくなったりもしました。

もしくは、沖縄には霊体を物理的に回収する的な方々がいるのですか…?

私は沖縄の風習など詳しくないので、ユタくらいしかそういった存在を知らないのですが…。

やっぱりずっとあのおじいさんが謎なんだよなぁ~。

ホラーは得意じゃない。

そもそもホラーってそんなに得意じゃないんです、私。

普通にテレビでそういったコンテンツを取り扱う番組とかやっていても見ないし。

昔のことですが、夏休みの時期に心霊映像特集の真っ最中で怖いタイミングと重なってしまい、テレビがついたらお化けがドーン!となったことがあり…。

本当に怖くて、しばらく自分でテレビつけられないくらいにはダメージ喰らったんですよねぇ。

そんなこともあって、怪談やホラーゲーム実況は大丈夫でもドラマや映画という形でのホラーは苦手意識が在りました。

今回「見てみよう!」って思えたのは1話が10分程度と短い作品たちだったし、それこそ昨今流行りのモキュメンタリーで薄っすら怖いというものに慣れつつあったからだと思います。

と言っても、最初は横目で夕飯の準備のお供に…ってくらいだったんですけど、1話を流し見て本格的に見たくなって、画面の前に陣取りました。

しっかり怖かったけれども見続けられたもう1つの要因は、沖縄という個性でしょうか。

沖縄には行ったことが無いんです、私。

だから、家や景色などが新鮮に映る場面がありました。

そしてなにより、沖縄弁。

私にとっては怖さを和らげてくれる大きな癒しポイントでした。

きっと来年もドラマは続くだろうと思うので、その時にはまた第1話から見返していくんだろうなぁと思ってます。

沖縄ホラープロジェクト「疫(えやみ)」

残暑厳しい今の時期、超オススメです!

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