砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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【べらぼう】情熱あふれる細見作りが胸熱!

今回は蔦重の吉原細見制作の様子が面白かったです。

周囲の人たちの蠢く様も面白さはありましたが、やっぱり細見を作るために奔走し、書き直し…という一連が何よりも光った回だと感じました。

苦心の末の力作

大河ドラマの関連番組だったか何で見たのかは忘れましたが、吉原細見とは吉原の町を散策するためのガイドブックのようなものだったと説明されているものを見ました。

今回蔦重が考案した新たな吉原細見こそが、そのガイドブックと説明されていた吉原細見なのだなぁとドラマを見ていて一人納得。

今までの半値なら倍売れるというのは、確かにその通りだけれども中身も充実させてそれを実現させようというあの熱量は本当にすごかった。

実際はどのような経緯でガイドブック的吉原細見が出版されたのかは分かりませんが、蔦重自身の野望と吉原を思う純粋な気持ちの両輪がなければ生み出されなかったのだと思うと胸熱ですね。

吉原細見の中身を何度も書き換えさせられる小田さんには思わず笑ってしまいましたが、実際に頼まれたらキレるよねぇ。

早回しになってコミカルに見せているところは、大河ドラマとして見るととても新鮮で、でもあの江戸っ子の気持ちの良さや小気味よさを考えると、とてもピッタリだと感じます。

みんなちゃんとご褒美があるから頑張るっていうところも、人間らしくて私はとても好きでした。

逆襲、とは

次回予告では早くも鱗型屋の逆襲が始まるらしいです。

つまり、蔦重は地本問屋の仲間入りはできないのでしょうね、きっと。

どれだけ頑張っても努力が報われる気配がないというのは、わりと現実に即した描き方なのだろうと感じます。

蔦重はどこかの侍でもお殿様でもない、町民だからこそこういう描かれ方をされるとよりメンタルにくるように感じるのは私だけでしょうか…?

か弱いものだからこそ、その努力に感情移入するし、それが叶わないと凹むし。

これが貴族とかお殿様とか、そういう立場のキャラクターとの大きな差のように感じてしまいます。

もちろんどんな立場や肩書きを持っていようと人間であることに変わりないのですけど。

感情移入のしやすさで言ったら、一般市民とか町民に勝る肩書は無いように思う。

次回、蔦重がめためたに打ちのめされて私も一緒に凹むなんてことにならなければ良いなぁと今から気を揉んでいます。

唯一の救いは、今作の推しの源内先生が出てきてくれることだろうか。

政だけでなく蔦重のことも助けてくれたら嬉しいなぁ。

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