猫用の介護食を探しに出かけた本日。
一緒に暮らしているノアも、私が介護食を求めるくらいに長生きしてほしいなぁと思うのです。
老猫のごはん
祖母の家で暮らしていた2匹の猫たち。
祖母が亡くなった今は、とある方のお宅でお世話になっています。
我が家にはすでにノアが居り、新たに2匹を迎えるのは物理的に難しい。
また、親戚たちも猫アレルギーのある人がいたりなどで引き受けてもらうのが難しかったため、頼ったのがノアがお世話になっていた保護団体の方でした。
シニア猫2匹となると、里親を探すのも難しそうで「どうしたら良いか?」と相談してみたところ、団体のメンバーさんのお宅に迎えていただけることに。
その方は、保護猫活動をしているだけあり家の中だけでなくお庭に猫用の小屋がある、猫ファーストのお家。
そこに2匹も仲間入りさせていただけることになったんです。
居場所と日々のお世話をお願いしている形で、食事やトイレ砂などの日用品や病院の診察・治療代はもちろんこちらが負担。
我が家からもそう遠くないところにお宅があり、「いつでも様子を見にきてください」と仰っていただけているので、ちょくちょく私も顔を出しています。
2匹はどちらもシニア猫。
そのうち1匹は人間で換算すると百歳くらいにはなるのではないか?というくらいの超高齢のサビ猫。もう1匹はハチワレ。
サビ猫の方が最近、食欲もあり私が遊びにいくと鳴いて顔を出してくれるくらいには元気はあるのですが、歯が悪く固形物が食べられなくなってきました。
ということで、「パテ状のご飯をお願いします」と連絡をいただいたので、近所のペットショップまで出かけてきたんです。
普通のお店でも高齢猫用のご飯って売ってますが、さすが専門店。
『介護食』と名前のついた高齢猫用の高カロリーのご飯が売っていました。
同じ味だと飽きてしまうので介護食のご飯を中心に高齢猫用のパテ状のご飯を4箱購入し、お届け。
寒い日でしたが、暖房が効いたお部屋で2匹は元気そうでした。
小屋の仲間たち
さて、2匹がお世話になっている小屋には他に4匹のオス猫がいます。
ちなみに2匹はメス。
お世話になっている方のお宅全体ではもっと猫ちゃんがいるようで、猫たちの相性や体調に合わせて暮らすスペースが別れているらしいです。
そんな中で小屋のメンバーであるオス猫たちは、ちょっと人間が苦手みたい。
もちろん、普段お世話している人には懐いているのでしょうけれど、ちょこちょこ顔をだす私のことは遠巻きに眺めている感じです。
オス猫なのでメス2匹よりも体が大きい。
それだけでなく、やっぱり個体差ででっかい子も居て、どうやら一番でっかい子がこの小屋のリーダーを務めているようでした。
基本的に私のそばにはオス猫たちは寄ってこないのですが、それでも他の猫たちよりも最前線にいて私の様子を伺っている感じ。
近くに来てくれた時にそっと手を伸ばしてみたら、ジャブのような猫パンチが返ってきて…。
きちんと爪がしまってある、ゆるい速度の猫パンチです。
多分「これ以上きたら怒るよ」ということを私に伝えるためのアクション。
そんなリーダーくん、歯が痛くて思うようにご飯が食べられないでいるサビ猫に寄り添うように寝てくれていました…!
2匹とも小屋の新参者で受け入れてもらえるか、仲良くしてもらえているのか心配だったのですけれども、一緒に寄り添って寝てもらえていて、リーダーくんが気にかけてくれているんだなぁと分かってしみじみ感動。
お世話をしてくださっている方からは「2匹ともとても良い子!」と褒めていただいています。
また、ハチワレの方は「人懐っこくいつも膝に乗ってきてくれる」と嬉しい報告をいただいているので、人とも猫たちとも上手く暮らしてくれているようで安心です。
ちなみにサビ猫は祖母の家にいた時から人の膝には乗らないクールビューティでした。
動物と暮らす
祖母が亡くなってから色々な手続きをしたりなんだりと頭を悩ますことが多かったです。
そのうちの1つが猫たちのこと。
今回は本当にありがたいことに猫たちを置いていただける場所を提供いただけましたが、これは本当に幸運なことだと思っています。
こういう経験をすると自分が健康でいなくてはいけないし、何かあった時のために頼る先というものを明確にしておく必要性を強く感じました。
独居のおじいちゃんやおばあちゃんが犬や猫と暮らしているという状況って珍しいものではないと思うんです。
健康だと思っていても、突然何が起こるかなんて誰にもわからない。
私の祖母もとても元気な人だったので、急すぎて色んなことがてんやわんやでした。
だからこそ、そうなった時に残ってしまった動物たちのことをどうするのか?ってことは、早い段階で明確にしておくことを個人的には超おすすめします。