砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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イケボピカチュウに納得感動の良作でした

先日アマプラで名探偵ピカチュウを見ました。

ということで、今日は映画の感想を語っていきたいと思います。

吹き替え版で超良かった!

実写のポケモンと喋るピカチュウ

放映当時、色々と言われていたっぽい名探偵ピカチュウ

日米合作で制作した実写のポケモンです。

私の感想としてはとても良かったのですが、確かに受け入れられない人も一定数いるのかもしれません。

実写版のスーパーマリオに比べれば…とか、言ってはいけない

ピカチュウのふさふさした姿や表情の変化、リザードンベロリンガなどそれぞれのポケモンが性質や特性に自然な形でリアルに表現されている本作。

映画スタッフたちもここら辺はかなり意図的にリアルを追求したらしいですね。

私は爬虫類らしいリザードンも好きだし、よだれべちょべちょのベロリンガも「確かにねぇ…」って感じで見てました。

消防士さんと一緒に活躍するゼニガメも、ルーシーの背中に背負われるコダックも、見ていればみんな可愛い。

ストーリーはポケモン公式がきちんと監修しただけあってとても良かったです。

正直ポケモンのビジュアルよりも設定やストーリーでの扱われ方の方が気になっていたし、その点がきちんとクリアされていたのはさすが公式と言わざるおえない。

そして何より、名探偵ピカチュウがなぜ喋るのか?

この点に関してもきちんと作品内で説明がなされていて、それが自然な形で物語に反映されているところも含めて、私としては大満足の映画時間になりました。

イケボピカチュウ

吹き替え版を視聴したのですが、吹き替え担当の役者さん・声優さんが豪華。

主人公のティムを竹内涼真さん。

名探偵ピカチュウ西島秀俊さん。

ヒロインのルーシーを飯豊まりえさんが担当されていました。

その他、アニポケシリーズお馴染みと言っても過言ではない声優さんが主要なキャラクターの吹き替えをされていた。

 

ルーシーに関しては視聴し終えてWikiを見るまでどなたが吹き替えを担当しているのかわかりませんでした。

ティムの竹内さんも、「めっちゃ声知ってるぅぅ」って思いつつ見ていたのですが、そもそも劇中に竹内さんがカメオ出演されてて。

そのイメージに引っ張られているんじゃないかと最後まで確信が持てなかった。

そして、名探偵ピカチュウ西島秀俊さん。

今回私が吹き替え版を視聴したかった一番の理由が、西嶋さんがピカチュウの声を吹き返しているから、というもの。

だって「なんで?」ってなるじゃない…。

やっぱりアニポケに馴染みがある人間としては、ピカチュウの声ってイメージは1つしかなくて。

中年男性(失礼)の声で喋るピカチュウとは…?ってなっていたわけです。

しかしながら、この名探偵ピカチュウが超良かった。

というか、西嶋さんって声のお芝居もすごくお上手なんですね。

確かEテレの番組でもどこかで声の出演されていたような…。

私が劇中で一番好きだったのが、泣きながら歌をうたって歩くシーン。

一緒に事件を追っていたティムと喧嘩別れの様に離れることになり、しょぼしょぼと道を歩きながら、べしょべしょに泣きながら歌うんです。

そもそもが記憶喪失であるピカチュウが、実は事件の黒幕は自分だったのかも…と落ち込んでいるシーンなのですが、本当にここの声のお芝居が良かった。

この後のラストに続く胸熱シーンの入り口としても最高の場面です。

2025年の今見て良かった

ここまでストーリーについてはほぼ触れていませんが…。

 

舞台になるのは、ポケモンと人との共生を目指して作られたライムシティ。

そこで探偵として活躍していた父親の死の真相、事件の謎を解くのがティムと父親の相棒であった名探偵ピカチュウです。

ティム自身は一般人なので、事件の真相究明を手伝ってくれるもう1人の相棒としてヒロインのテレビ局勤務、(自称)敏腕記者のルーシーが登場します。

 

ルーシー、登場場面はちょっと苦手な感じだったのですけど、一緒にいるうちにどんどんチャーミングになっていく。

このキャラクターの匙加減も本当に秀逸でした。

最初は本当に「(自称)敏腕記者」って感じだけども、実は運動神経が良かったり、口だけではないということも描かれていくのが素敵。

だからよりルーシーが可愛く見えていくんだと思う。

 

映画の舞台として人とポケモンの共生のための街ライムシティが出てきます。

これが今秋に発売になるポケモンレジェンズAZに重なって、私はすごくときめきました。

あと、悪役もとてもハリウッドな感じで良かったなぁ。

何よりもポケモンという存在に悪を背負わせなかったのが、さすが公式!

人のエゴとか悪意や欲によって振り回される様というのはなかなか辛いものもありましたが、ひどく肉体的にポケモンが傷ついている描写もないし、きちんと作品を通じてポケモンというものへの愛が伝わりました。

分かりやすく悪役にヘイトを向けられる構図だったのも、娯楽映画として良作だった様に思います。

ということで、ポケモン好きな方で見たことがない方がいるので在ればおすすめしたい作品です。

 

ただし、唯一の注意ポイントが…。

それが、メタモン

物語の終盤に出てくる人間に擬態したメタモンの姿、目が超ホラーなのです。

子供はマジで号泣すると思う。

ホラー作品でクリーチャーとして出てきてもおかしくないくらいの恐ろしさでした。

ここもリアルを追求した結果そうなったんだろうと思うんですけど。

この点だけでこの映画がトラウマになる子が出てきても仕方ないかなって思うくらいのインパクトがありました。

 

ポケモン好きな大人には、ぜひ見てほしいなぁ。

あと、新作の発売を待ち遠しく楽しみにしている人たちにも!

夢が広がる良い作品でした。