次回予告が不穏すぎて「なんも言えねぇ」状態のべらぼう。
今回もかなり辛かったけれども、いよいよ私の推しは退場なのでしょうか…。
つらい。
楽しいことを求める
蔦重、失恋からの立ち直りが早くてよかったです。
彼が立ち直るきっかけになったものの1つに、忘八たちが真剣に吉原について会議している姿を見たこともあるのだろうと思います。
瀬以がいなくなっても、彼はひとりぼっちにはならない。
それがよく現れていたシーンだったのではないでしょうか。
本屋に書き手の募集広告を貼っておくというのも、もしかすると時代感的に珍しいことだったのかもしれませんね。
ああいったことから彼が新人発掘、才能発掘していくことに繋がるのかな〜なんて思っていました。
平沢様の「せっかくやるなら面白いやつと」という理由での仕事の選び方。
まぁ平沢様は本職はお侍様だけれども、蔦重と仕事をしたいという選択の基準が現代人にも通じるような大切なマインドな気がしました。
選ばれた蔦重は嬉しいよね。
やっぱり人(本質)を見て判断するって大事です。
さすがの白眉毛
さて、次期将軍であったはずの家基の死。
田沼意次は自分を犯人だとする周囲の目に参っていましたね。
さらには死の真相を突き止めるという将軍自らの指示に松平武元と取り組むことになり…。
白眉毛こと松平様の意次への評価、さすがでした。
考えは好かないけれども、一理あることもわかっている。
その上で「金」というものの危うさも気づいているから、危機感や嫌悪感を募らせていた。
忠義ものというのはきっと彼のような人を言うのだろうと思います。
将軍家に仕えることの誇りや責任感など、真っ当にこなして来た人生の厚みみたいなものがあのシーンであんなにも現れているのは、役者さんのすごさですよね。
だからこそ「退場フラグ…?」と思ってしまい、予想的中。
いい人になった途端に居なくなるって言うのは、どんな作品でもお決まりパターンなんでしょうねぇ。
余裕のない時、間の悪さ
さて、白眉毛退場となって一番困るのは田沼意次なのでしょう。
余裕がなくなった田沼意次の余波をダイレクトに受けるのが、平賀源内。
今回もかなり見ていて辛かったけど、源内先生はもう誰も頼れる人がいないんだよね。
新さんも居ないし…。
今回意次に持って行った蝦夷の話も、たち消えてしまうのでしょう。
どんなに困っても孤独にならない蔦重と、独りの源内先生。
今からその対比に苦しい思いや想像が膨らんでしまいます。
タイトルからして次回はもう不穏だし。
見たら凹むんだろうなぁと思いつつ、次回放送を待つしかないですね。