蔦重と歌麿が楽しそうで嬉しい私。
吉原や江戸市中は楽しそうですが、江戸城周辺はなんだか陰鬱としてました。
コントラストがすごいよね。
楽しそうな蔦重
「蔦重、成長したなぁ〜」というのが、今回の大きな印象。
鶴屋とも対等に渡り合う程よい腹黒さを身につけて、立派な大人になったように感じました。
前は手のひらの上で転がされてるところをどうにか足掻いていた感が強かったけれども、もう蔦重も一国一城の主としての風格が出てきましたね。
周囲の人々の協力もありつつ、裏で動いて上手に目的を達成する。
ああいう知恵の使い方がいたについてきたように感じます。
狂歌というものに触れ、「歌はよくわからない」と言いながらも歌会に参加して聞いている様子はとても楽しそうで…。
心から楽しい・面白いと思ったからそれを本にしたいという純粋な蔦重を動かすエネルギーのようなものを感じました。
大人になったなぁと感じる反面、こういう純粋に面白がって飛び込んでいく姿は変わらず瑞々しいのが蔦重の魅力なのかもしれません。
個人的ハイライトは、太田南畝の元を蔦重とともに訪れた須原屋さんが、赤ちゃんを抱っこしてあやしていたところ。
おじいちゃんが孫抱っこしてるみたいな、癒しを感じました。
幕閣の方、
前回も思ったのですが、意次と家治の絆が良いですね。
意次は本気で幕府のためを思って動いているし、家治はその思いを汲んで彼を活かそうとしていて。
「利用しろ」と自分の立場や名を預けてくれる上司って、すごすぎるよね。
その言葉にこれまでの意次との関係性や家治の人となりが透けて見えたように感じました。
それが言えてしまう時点で凡才ではないよね。
さて、これも前回(もっと前?)から思っていたのですが、知保の方の横に控えている大崎、怪しすぎん??
「毒に精通している」ってことは、家基を毒殺したのこの人なのでは?と思っている私です。
だって公式HPに家斉の乳母って書かれてるし…。
家斉が将軍になってから大奥で絶大な権力を誇るらしいです。
ってことは、一橋と手を組んでたのでは?って想像するのは、安直なのかな。
でも、知保の方が西の丸から引き摺り出される時も、大崎はすんってしてたもんね。
味方なように見せかけて、そうでもないって感じ…。
そもそも家斉からみて前の将軍の側室の側仕えである大崎が、家斉の乳母になるってどういう流れなんだろう?って思っちゃうんですよね。
大奥のシステムがわかんないけど。
基本的に側室とか御台所の側に支えてくれてる人って、わりと一蓮托生のイメージなんだけど…。
家斉の乳母情報なんて調べても出てくるはずもなく。
そうなるとやっぱり創作が活きてくるポジションだと思うので、裏があってもおかしくないよねぇ。
…考えすぎかなぁ。