なんとも言えないとても幸せな出来事がありました。
うまく文章に纏まりませんでしたが、私の喜びの記録です。
新しい家族
祖母の家にいた2匹の猫のうち、1匹に新しいお家が見つかりました。
祖母が亡くなってからどうにか餌やりなどしていたのですが、それも無理が出てしまい、ノア(一緒に暮らしている猫)を譲渡していただいた保護団体の方に相談をしました。
2匹とも高齢だったので、団体のメンバーのお一人が看取りという形で家に置いてくだった子達。
2匹が居られる場所を求めていた私にとっては、本当にありがたい決着だったんです。
毎月の食事や猫砂、病院代などは私が負担しています。
2匹の老後が安定して良かったと安堵していたところ、お世話になっている方から予想もしない連絡をいただきました。
それが、「1匹を家族として迎えたいと申し出てくれている方がいる」というもの。
高齢の猫2匹、1匹は20歳を超えており(サビ猫)、若い方も15歳以上の猫(ハチワレ)です。
その15歳以上のハチワレを家族に迎えたいと希望してくださっている方がいる!
最初に話を聞いた時には本当にびっくりしました。
そのお宅は、過去に7匹の猫と暮らした経験のある70代のご夫婦。
自分たちが老齢であることからシニアの猫を希望して譲渡会に参加してくれたのだそうです。
ハチワレは人懐っこい子なので「もしかしたら」と希望を持ってくださって譲渡会に参加させてくださっていた様で、そこでの出会いから里親希望へとつながったとのこと。
動物、犬や猫を家族に迎えたいと考えた時に、やっぱり可愛い赤ちゃんを希望する人は多いと思うんです。
成猫を迎えるというのもギリギリ想像はできましたが、まさかシニアの子で里親希望の方が現れるなんて…。
驚きと共に、このご縁が繋がることを祈っていました。
トライアルを経て
この度、祖母の家にいたハチワレ、約1週間のトライアルを経て正式譲渡となりました。
里親さんも高齢ということで、万が一のことを考えて息子さん(近くに住まれているらしい)が後見人になってくださいました。
保護団体内では最高齢の正式譲渡とのこと。
正式譲渡が決まったので、ご好意でその手続きに私も同席させていただきました。
新しいお家はとっても立派。
迎えてくださるご夫婦も本当に優しい方たちで、年齢よりもはるかに若く見えるアクティブなご夫婦。
トライアルの1週間ですでにとっても可愛がってくださっている様子が伝わりました。
「最後に、」とちらっとハチワレの顔を見てきたのですが、すっかりこのお宅の子になっていた。
軽くない責任、
祖母が亡くなってから、2匹のことがずっと気がかりでした。
本当ならば一緒に暮らしたいと思っていたのですが、すでに我が家にはノアがいて、これ以上匹数を増やすことは不可能な環境。
そこでお世話になった団体さんにお願いすることになったのですが、感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちがずっと続いてた。
でも、今回こんな素敵なご縁が繋がったことで私なりにハチワレにとっての幸せのお手伝いができたのかな、と思えました。
引き続きお世話になるサビ猫に関しては、これからも定期的に顔を見に行って、ご飯など必要なものをお届けして…という形で、できる限りの愛を注ぎたいと思っています。
祖母が亡くなってから2匹のことがあり、動物と暮らす責任というものをかなり考えました。
猫も犬も大好きだけれど、これ以上家族を増やすという選択はしません。
私は一緒に暮らしているノアの一生に責任を持たなくてはいけない。
自分の体のことなどを考えても、自分が責任を持てる範囲という部分を甘く見積もってはいけないと考えています。
ハチワレに新しいご縁が繋がったこと、本当に嬉しかったです。
命を迎える責任、一緒に暮らす責任を改めて実感する出来事でもあったので、私も私なりに頑張ろうと思いました。