砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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“ひとりぼっちじゃない”の価値とは?

ひとりぼっちじゃない』やっと読み終わりました。

ということで、今日は本および映画の感想です。

映画:ひとりぼっちじゃない

そもそもアマプラでこの作品を見ようと思った理由は、ただ一つ。

井口理さんが主演だったから

それ以外に理由はありません。

というか、それ以外の情報を持たずに視聴しました。

その結果、河合優実さんが出てくる嬉しいサプライズはありましたが、それ以外に得られたものはありませんでした。

なんというか、単純に私に合わなかった。

それしか言いようがないのです。

宮子というキャラクターを意味深に描いているのに、「で?」という感じで終わってしまう。

ススメが「長崎に行く」と伝える場面。

終盤の母親とその恋人と食卓を囲んでいるシーンだけが癒しでしたが、そこを見るためだけに長い時間画面の前にいるのはなかなかしんどかったです。

音にこだわっていた様で、随所にゴポゴポと籠った水の音が聞こえていたのですが、私はそれを「仄暗い水の底から」的な演出なのだと思っていました。

けれども、どうやら子宮の中の音(赤ちゃんが聞いている音?)らしいです。

映画に関しては、「主演が井口さんじゃなかったら途中で見るのをやめてたな」という感想になりました。

原作:ひとりぼっちじゃない

さて、映画を見てさっぱりわからなかったので、理解をしたいという一心で原作を購入しました。

結果として、私が知りたいと思ったことは何も分かりませんでした

原作は主人公であるススメの日記を読んでいく…というカタチ。

何が真実で何が虚構なのかわからないという点では秀逸だと思います。

ものすごく自己肯定感が低いススメが愛を渇望している様子が嫌というほどにわかる。

その一方で宮子についてはやっぱりよくわからず。

そうそう、映画ではほぼ描かれていませんでしたけど、歯科医院での人間関係とか原作では丁寧に書かれていました。

基本的にススメの日記ってその日あった嫌なこととか後悔を書き連ねているものなので、読んでいて気持ちが軽くなることはまずないんですけど。

でも、川西さんとのやり取りだけがススメを生身の人間として感じられる箇所だったように思います。…映画では一切描かれてなかったところですね。

なんとなく、原作を読んで映画を見た方がまだマシだったのだろう…と感じました。

映画も原作も私には刺さらなかったので、「刺さらない作品ってこんな感じなんだな」という感想のみになりますが。

宮子って?

さて、そもそも私がなぜ原作まで購入したのかと言えば、宮子という存在について知りたかったからです。

これに関しては、原作を読んだところでさっぱりでしたが。

帯に『彼女はある秘密を持っていた…』とか書いているくせに、そこに関してはふわ〜っと終わってます。

私はこの“秘密”が知りたくて読んだのに。とても残念でした。

分からなすぎて映画のネタバレ・考察記事を読んでいたのですが、その中で「宮子は子宮のメタファーなのでは」と書かれている方がいました。

映画内で随所に組み込まれた子宮の音とも合わせて、そういう視点もあるのか…と。

もしその視点で私が宮子という人物を見るなら、ただひたすらに気持ちの悪い人間という感じ。

彼女の部屋は緑に溢れてとても魅力的だったけど、一方の彼女は生気がないんだよね。

まるで幽霊みたいな。

幻想にススメが惹かれるというのは分からなくもないけど、誰も彼もが宮子という人物に惹かれるというなら、それは生きているものはみんな死から逃れられないからなのでは?と思った私です。

子宮のメタファーなのに死ってなんだか変な感じもするけど。

でも、子供を授かるよりもそのベッドを流し落としている時の方が人生の中では多い様にも感じるし。

そう考えると、子宮って生と死の部屋だよね。

 

登場するキャラクターに感情移入できないと、作品視聴がしんどいタイプの私。

もれなくそういうしんどさのある作品でした。

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