砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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【ミッドサマー】ホルガ村は美しかった

おそばせながら…ミッドサマーを見ました。

ということで、感想雑記です。

興味はあったのですが2時間40分もある大作ということで、ずっと先延ばしにしていた作品。

ついに重い腰を上げ見てみた体感としては、「長くてだるい…」という感じではなかったということ。

ただ、「面白かった!」と言い切れない作品でもありました。

白夜の狂気

映画レビュー的なYouTubeチャンネルを見ると、あんまり良い評判を聞かないミッドサマー。

まぁ、これは私が好んでみている方々は『ホラーフリーク』なタイプゆえに、ミッドサマーが刺さらない人たちだったのだろう…という解釈をしています。

 

見終えて思うのは、映像の美しさ。

白夜の世界、ホルガ村の美しさは抜群だと思います。

空が抜けるような青じゃないのも、いいよね。

なんか白くてちょっと青い感じ。

私の個人的感覚では、あれくらいの空模様だと『曇り』って思ってしまうのですが。

北欧は日照時間が短いなど、太陽とは距離感を感じる地域だからこそ、あの空の色がその空気感や土地感を味わう要素になっている気がしました。

よく作品が紹介されるときに使用される画像(ポスターかな?)だと、ダニーの後ろの青が濃いので、あのイメージで見ると意外に感じるかも。

 

さて、褒めるのはこれくらい。

というか、褒められるポイントがこれくらいしか思い浮かびませんでした。

出てくるキャラクターに関しては、感情移入できないので…。

 

まず、マークは論外。

「小便してくる」って行って、木陰でするかね?

トイレ行きなさいよって普通に思っちゃった。

あれが大切な先祖の木でなくても、普通に人様の土地で外でするなんて、お話になりません。

礼儀知らずとか軽薄とかキャラクターとして言えるのかも知れませんが、私としては論外としか言いようがないくらい。

結末も「だろうね」って。

 

ジョシュは、微妙なラインの人物。

学習意欲が高くて、知識欲が豊富。

だけれども、それ故に無礼ではあるというか。

学びに行っているなら、それ相応に礼儀は払うべきですよね。

「駄目」って言われたのに、言うこと聞かないし。

かばいたくてもかばえ無いキャラクター。

ただ、彼の行動の元には、『クリスチャンが卒業論文のネタを横取りしてきている』という危機感や焦りがあるんだろうとも思うんです。

だから、少しでも良いものを作るために…という感覚で一線を踏み越えたのかな〜と。

 

そんなクリスチャンは、話が進むほどになんとも言えないキャラになっていく。

好きでもなければ嫌いでも無いのですが。

最初の方は可愛そうだなぁとは思ったんです。

ダニーに依存されている状態で不運が起こって、いよいよ切り離せなくなって…っていう。

でも、そもそもダニーみたいな人物とカップルになっている時点で、クリスチャンの側にも何かしらの問題があるのでは…?と思ったり。

なんとなく映画を見終えて感じるのは、その場しのぎで「なんとな〜く」な乗り切り方をしてきた人物なのかな?ということ。

全てをなぁなぁでうまいこと切り抜けてきた結果のしわ寄せだったのかも知れないなー、なんて。

 

さて、ダニー。

彼女のことは、わりと嫌いです。

マークよりはマシっていうくらいかなぁ。

精神的に不安定な理由は、泣けないことなのかな?と思ってみていました。

メイクイーンになって、クリスチャンの不貞(本人の意志かどうかはさておき)を知り、女性達と大声を上げて泣けた時、『1人でも泣けなかったのに、みんなとなら泣けた』という状態に至ったことが、彼女のラストの選択や表情の理由付けなのかなと。

 

ダニーはパニック障害を抱えているとwikiにかかれていました。

彼女の不安感や精神の不安定さを助長しているのは、クリスチャンかもしれませんね。

あの2人、ふたりで居ても幸せそうじゃないもんね。

サイモンとコニーというカップルが出てくることで、よりダニー・クリスチャンカップルの歪さが浮かび上がるように見えてました。

ホルガ村

村の因習ホラーって、あるあるですよね。

自分の常識から離れたもの、理解できない事柄を人間は恐怖だと感じる。

という、とてもシンプルな構造。

ルーン文字が出てくるので、そこは楽しかったな。

90年に1度大きなお祭りをするようですが、多分毎年夏至には小規模なお祭りはあって、そこで冬を迎えた人はこの世から退場していくんだろうね。

命が巡っているという考え方、人も自然の一部であるという感覚は、理解しやすい感じがします。

ここに関しては、キリスト教圏の人のほうが異質に見える部分なのかも知れないね。

 

気になったのが、最後の儀式。

9人の生贄を神殿において火を付ける、あれ。

最初の方で身を投げた男女は、顔がしっかり破壊されていたはずなのに、綺麗に戻ってたよね。

縫い合わせていい感じにしたのかも知れないけど、随分綺麗に戻ったなって思った。

あ、ジョシュが殴られる前にシルエット見て「マーク」って声かけてたけど、逆光のあのシルエットでよく分かったなぁ…とも思った。

普通に村の誰かじゃない?ってならないところが、気になったんだけれど。

 

孤独とは無縁のホルガ村だからこそ、ダニーにとっては求めていた楽園なのかもしれませんね。

ちなみにエンデイングの後ってどうなったのかな?

あのままホルガ村に定住したのかな〜と思ったのですが、祭りの9日間が終わったら用済みってことで片付けられるってパターンもあるのかな。

あの村では死にもちゃんと意味があったけれど。

だからこそ、エンディング後にダニーが生きていても、死んでいても「だろうね」ってなりそうな作品だなと思いました。

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