砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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【べらぼう】人生の幕引きが粋で潔く格好良かったな、蔦重。

大河ドラマ、べらぼう最終回の感想雑記です。

ついに『べらぼう』カテゴリーもラストの記事。

そう考えると、1年ってあっという間だなぁと感じてしまいます。

私としてはハマらない回や描写もありましたが、「終わりよければ全てよし」という一言で纏められそうなほど上手い最終回だったと感じてます。

天誅

前回の放送後からネットではずっと言われていた「治済と十郎兵衛は入れ替わった後、入れ替わっているのでは…?」疑惑。

つまり、一橋治済があのまま退場するわけがないという恐怖感のようなものが、ずっと漂っていたわけです。

それが見事に回収された冒頭。

箱(?)から出てきて、用をたすって言ってるけど、この時点でだいぶ不穏。

予想が的中して見事に逃げ出したと思いきや…。

ここ、見張りの侍の気の抜けすぎっぷりに「おいおい…」と思ってしまいました。

国を揺るがす大プロジェクトに加担してるのに、その腑抜けっぷりったら無かった。

そんなわけで逃げ出した治済でしたが、雷に打たれて亡くなります。

抜き身の刀をもっていたけれど、治済の頭に落雷しているところが超ポイント。

家治の言葉通り、天は驕りを見逃さなかった。

そして、エレキテルで撃ち抜いた。

源内先生が自らの恨みを晴らしただけでなく、大切な相棒である意次のための天誅も果たしたわけですよね。

倒れた治済の横に源内先生が立っていましたが、幽霊として実際に(という表現が合っているかはわからないけど)横に立っているのでも、治済の幻覚であったとしても、どちらでも胸熱だなぁ〜と感じました。

治済が倒れているのを発見した侍が源内先生らしき人物を見ているので、やっぱり幽霊説ということなのかな。

 

あと、定信が「東洲斎」とつけるようにと言った理由が、ここで分かるんだ!という感動。

十郎兵衛もきちんと写楽の一員だったわけですよね。

しかも、後の世で「写楽って何者?」という考察や探求がなされていって、色々な人物の名前が上がるという史実も踏まえた粋な展開だったと感じました。

べらぼう世界の時間軸で、後世に「写楽は斎藤十郎兵衛です」という回答が出た場合、蔦重も写楽プロジェクトに参加したみんなも、天国(極楽?)で爆笑してるんだろうな〜と、想像してしまいました。

史実通り

天誅が果たされた後は、蔦重がどのように終わっていくかを丁寧に描いていましたね。

今まで蔦屋重三郎という人物がプロデューサー的立ち位置であるがゆえに、いまいちヒット力に欠けるなんて言われていましたが、そのプロデューサーとしての輝きをわかりやすくここで持ってきていた。

それぞれの作家に対しての作品の受注と共に、強みやこれからの作家生活への大きなヒントを与えていた場面は、作品から視聴者への殴り返しのようにも感じられました。

ドラマ視聴後に知って驚いたのが、飯盛さんが書いていた文章は本当にそのまま碑文に刻まれている内容だということ。

そして、蔦重の「拍子木が鳴らない」という言葉も、史実通りなのだそうです。

自身のさり際にこんなに格好いい言葉が残せるなんて…と、これだけで蔦屋重三郎という人物の粋さが伝わってくる。

今まで作中で描かれていた死はどれも悲しく惨たらしいものでした。

けれど、蔦重の死はとても華やかだった。

この対比も、流石だなと感じる部分でした。

なにより、治済が冒頭で1人きりで冷たくなっているところからの蔦重のさり際の賑やかさの落差が。

わかりやすく明暗が別れていますよね。

 

プロデューサーさんのインタビューで、蔦重を演じた横浜さんとのエピソードが語られていました。

その中で、日本橋に店を構えてからの蔦重のある種の傲慢さや老害的な振る舞いについても、お芝居を悩んで作っていたという言葉があって、なんだか安心しました。

私が蔦重にヘイトを向けている描写は、意図的に作られたものだったんだな〜と。

…なんというか、人を傷つけたり逆撫でたりする描写を無意識に作り上げているとしたら、とんでもなく恐ろしいことだと思うんですよね。

そこをきちんと意図的に作り上げていたというところが、個人的にとてもポイントが高かったんです。

そんなわけで、最終回まで見た大河ドラマべらぼう。

私としては、尻上がり的に面白い作品になった印象で、楽しく見終えられました。

 

来年はまた戦国時代に戻るようなので、年末はフラットに戻って、コテンラジオとか聞きながら戦国モードの気分を高めていこうと思います。

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