砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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【劇場】鮮やかでもない青春のひととき

本日は映画鑑賞デー。

ということで、心の栄養補給と言わんばかりにやりたいことだけやっていました。

ちょっとずつやる気が戻ってきている感覚があるので、今の私にとってはそれが何よりの収穫だったりします。

映画視聴

アマプラで『劇場』を見ました。

又吉直樹さん原作の、映画。

つい先日井口理さんの本を読みまして、そこで話題に上がっていてとても気になったんです。

調べてみたらアマプラで配信されていたので、それを視聴。

原作を知らないし、前情報はゼロで見ました。

ある情報と言えば、YouTubeで見たCM映像くらいでしょうか。

 

井口さん目的で見始めたのですが、役柄的にほんのちょっとの出演。

…これに関しては本の中でも触れられていたので、想定内。

見ていて引き込まれたのは、寛一郎さんでした。

佇まいだけであんなに魅力的に見えるもんなんだなぁ…と。

一応売れない舞台役者って役柄なんだろうけど、あんなに雰囲気爆発してたらちょっと無理があるのでは…と思ってしまった。

それに比べて山崎さんは本当に冴えない感じで、すごかった。

この2人の対比が面白いなぁと思っていました。

高校時代から仲が良いっていうのも、アンバランスだけど噛み合うものがあるんだなって感じさせる2人。

そして、伊藤沙莉さんもすごかった。

なんか、「こういう人いるよね」っていうリアリティがありすぎて。

全編通してそこまで出てくるシーンが多いとは思わなかったけど、寛一郎さんも伊藤さんも、スパイスとして恐ろしいほどに機能していてとても素敵でした。

この2人が出てくると、見ていてとても心が弾んだ。

というのも、基本的に主人公の生活をカメラが追っているし、どうしようもない恋愛模様についての物語って感じがしたので。

…一応物語として褒めているつもりです。

画面の彩度が低い、青みの強い感じの色づくりだったのも、主人公である永田の世界のどうしようもなさを見ているようでした。

野原(寛一郎さん)や青山(伊藤さん)が出てくると画面が締まる感覚になるのも、永田だけを追っているとだる―っとした重だるい感覚になるからなのかも知れません。

 

映画を見ていて強烈に「太宰っぽい」と思ってしまったのですが、あれは意図的な演出なのかな。

というか、そもそも又吉さんってかなり太宰治が好きだよね。

原作でもわざとそういった文章(作品)にしてるのかな?

永田のキャラクター性もとてもそういう、あの時代特有のなんとも言えない煙たさを感じて見ていました。

青春

基本的に私は恋愛ものとの相性が悪いので、永田と沙希の関係性には共感もなく、何もなく…。

ただラストに向かっていくに連れて共依存的な関係性であることが分かったので、それでモヤモヤは解消された感じです。

そもそも永田はだめんず系だけど、それを助長した沙希という人間にも同じ要素があったわけですよね。

類は友を呼ぶというのは恋愛においても言えることだと思いますが、その点はとても絶妙だと思いました。

物語を見ていて時間経過がわかりにくいなと思ったところがあるのですが(沙希が「私もう27だよ!?」というところ)、世界と自分たちが切り離されているような表現のひとつだと捉えるととてつもなく秀逸だなぁと感じた。

終わり方も、永田が自らの青春を作品として消費することで昇華されて、その先の未来に若干の希望が持てる感覚だったので、シンプルに良い映画だったなと。

ひとつ文句を言うならば

これはもう完全にアマプラに対しての文句なんですけど、映画本編が終わったところで『あなたへのおすすめ』みたいにメニュー出すの止めてくれないかね…。

今作の場合、エンドロール中もきちんと物語が動いているし、作品として終わってないんだよね。

それを勝手に終わったことにして飛ばそうとして…。

とても邪魔です。

良い映画体験で終わりたいのに、システムに対してイラッとしちゃったもんね。

あれ、操作しないと勝手に次の映画に飛ぶんですよね。

その仕様、誰が求めてるんだろう?

せめてオンとオフをユーザー側で切り替えられるようにしてくれないかな。

というか、エンドロール飛ばしたければ勝手にやるから、その不要な気遣いをやめてくれ。

と、不満が溢れ出しました。

 

この作品の大切な余韻を潰してきたアマプラ許すまじ…です。

 

ちなみにあの勝手に飛ばす機能は、アマプラで広告オフにするための課金をすれば一緒に消えるのでしょうか…?

今のところ月に2本くらいしか映画を見ないので、そのためにさらに課金するのをためらっているのですが。

どこにクレーム入れたら改善してくれるんだろう。

そんな事を考えてしまいます。

 

映画自体はそれなりに楽しめました。

最近は立て続けにハマらない映画ばっかり見ていたので、それだけが救いです。

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