砂糖水と雑記帳

アラサー女子のなんでもない日常の雑記帳

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【ファーストキス 1ST KISS】掴んで離さない赤い糸

アマプラで、映画【ファーストキス 1ST KISS】を見ました。

配信開始されてからずっと気になっていた作品で、やっと見られた。

そして、大号泣しました。

思い出しても泣けてくる…。

恋心とは、

松たか子さん主演松村北斗さん共演の今作。

 

あらすじ(Wikipediaより)

結婚して15年となる夫の駈を事故で亡くした硯カンナは、新たな人生を送ろうとしていた。ある時、タイムトラベルを行う術を手に入れ、夫と出会う直前の過去へ戻れるようになってしまう。生前の夫とは不仲な状態にあったカンナだったが、タイムトラベルを利用することで、15年後に事故死する夫を救うことができるのではないかと考えはじめる。

 

見始めた段階というか、見るまでは、主人公が現実を変えていく話なんだと思っていたんです。

つまり、事故死した事実を回避して夫の生存した未来を手に入れる…というような。

けれど見始めて早々にこの夫婦の関係が破綻しているということを知り。

離婚届を出す予定の日に、事故で…という始まりなことにまず驚きました。

 

てっきり仲の良い夫婦なのだと思っていたから。

 

カンナは居なくなった夫にどんな感情を向けたら良いのか分からない時間を過ごしていたんでしょうね。

それこそ、生きながら死んでいるような。そういう時間。

けれどひょんなことから過去の夫と会えてしまい、カンナの心に火がついた。

凍りついていた時間を動かすために選んだのが、夫の死を回避すること。

 

このカンナの心の変化とかスイッチが入った感じが、まず凄かった。

若い頃のカケルに出会ってウキウキしちゃって。

デートを楽しんでいる姿は、カンナの本心なんだなって分かってしまったのが辛かったし、だからこそカケルの未来を変えようと奮闘する彼女に感情移入が出来た。

会えば会うほど、回数を重ねるほどにカンナの中にあるカケルへの想いは確かなものだと認識せざる負えなくなっていく感じも、切なくて幸せで。

 

ロープウェーの中での会話が特に好きでした。

結婚すると恋心は消えて無くなるっていうやつ。

恋心と靴下の片方は知らないうちに消えている。

この“知らないうちに”っていうところが、強烈なポイントなんですよねぇ。

カンナも知らないうちに手放していたカケルへの恋心を思い出す時間が瑞々しくて、そしてやっぱり切なかった。

どうしたってお似合いの2人

私の涙腺を刺激しまくったのが、松村さん演じるカケル。

出会ったばかりの少々怪しい女性になぜだか惹かれてしまう彼のあの雰囲気は、ほんとうに絶妙だった。

見れば見るほどお似合いなんですよね、この2人。

吉岡さんもお美しい方だし、普通に松村さんと並ぶなら美男美女ね〜って思うけど。

この作中においては、吉岡さんに勝ち目が一切見えない感じが良かったなって。

それくらいに、未来を変えるためにどんなにカンナが足掻こうともカケルと結ばれてしまうんだって理解ってしまう。

 

自分の死の未来を知って、それでも尚カンナとの縁を手放さなかったカケルという人物の強さが見えたシーンが特に好きでした。

そして、とても泣きました。

それまでカケルってへにゃっとしている人物として映ることが多くて。

あんまり芯が見えてこない。

教授にもホテルの従業員にも、強く出るということをしないから流されている人にも見えるかもしれない振る舞いで。

でも、カンナとの間では明確な意志の塊でしかない感じがして。

カケルという人の本質はそこにあるんだなって見えたのがすごく良かったです。

それはつまり、カンナと居るとカケルは自分らしく居られるということでもあるから。

 

死の未来を変えるのではなく、カンナとの結婚生活をやり直したい。

そんな特大プロポーズも無いですよね。

どんだけ泣くんだっていうくらいに泣きながら、幸せそうな2人を見てました。

変化した未来

幸せそうな2人の姿を見ていて「家電鳴らないでくれ」って本気で願ってた。

けど、やっぱり事故の回避はせず。

これがカケルの意図的な選択であるというのも…。

 

離婚ルートのカケルは、年を取るごとにいかめしい顔になってました。

ずっと眉間にしわ寄せて暮らしてるんだろうなって思わせる顔で。

2人暮らしだったのに孤独だったんだろうなって。

けれど新たに選び直した人生でのカケルは、年をとっても柔和な表情。

それこそ若かりし頃のカケルのまま年齢を重ねた姿で。

この違いだけで、どんな時間を2人が過ごしてきたかが分かってしまって。

だからこそ、訪れる死が悲しくて辛くてたまらなくて。

 

ただ、こちらのルートのカンナには膨大な愛が遺されたんですよね。

カケルは自分の終わりが分かっているからこそ、カンナとの人生を後悔がないように生き切ることに決めたんだろうし。

ひとりになってしまうカンナにどれだけのものを遺していけるかを考えていたんじゃないかなって想像してしまいました。

覚悟を決めたと言っても恐怖や不安に迷いは尽きないだろうし。後悔だって残るだろうけど。

カケルの手紙の声からそういった言葉にできない感情が痛いほど伝わってきて。

辛さや悲しさがあるけど、カンナのあの足掻きが無駄じゃなかったって証明にもなってて。

言葉としてまとめられないほどに様々な感情が入り混じったエンドロールでした。

おわりに

本当に見てよかったなーと思う作品でした。

短期的なスパンで何度も見返すっていうよりも、ここから先5年後とか10年後とかに見返して染みて味わいたい作品って感じ。

本当に良い作品だったなぁ。

 

松村さん、すごいね。

人気出ちゃうね。

なんて思ったけど、すでに物凄い人気な方なんだよね。

地元が近いからって勝手に親近感を持っている方なんですけども。

すごかった。すごすぎた。

そんな映画時間を過ごせました。

しあわせだぁ〜。

 

1stkiss-movie.toho.co.jp

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