大河ドラマ光る君へ第4話の感想雑記。
4話目にして「書くこと無いぞ…」と詰まっています。
大筋のところでは特に引っかかることは無かったのですが、よくよく振り返って見ると気になるところが見えてきた…。
ということで、今回はそれについて書いてみようと思います。
気になる2ポイント。
詮子のしあわせ
帝への最後のご挨拶に向かった詮子と、その彼女への非情な態度を見せた円融天皇。
「鬼の癖に人の様に血を流すのか」という言葉は、あの時代のものとして、また詮子を円融天皇がどのように捉えていたかという点でも、とても秀逸なセリフだったように思います。
そもそもこの2人の仲が悪化した明確な理由って"誰か"がきっかけではなかったように記憶しています。
雷が落ちて、不吉だ~みたいな、そういうのがきっかけだったよね。
しかも、雷が落ちたのは安倍晴明の邸宅だった。
子供は授かったけれども、それ以降あの2人が夫婦らしい距離感に戻ることはありませんでした。
詮子もあの時代の女性として色々と分かっていたのだと思います。
その中で、人として、一人の女性としてのどうしようもない情の部分もあって。
だから最後にきちんとご挨拶をしに行ったのでしょう。
結果はとても残念なものでしたが…。
父親や兄弟たちの意思を知らないわけではないし、それに仕方ないと目をつぶり諦めていたとしても、毒を盛って命を危険にさらしていたという事に対しての激怒は、そういった今までの積み重ねてきた物への爆発も含まれているのだと受け取りました。
ある意味ではとてもあの時代の女性らしく描かれていた存在のようにも思えます。
また、あの場面に居た道長はこれから父と同じように娘を入内させることになっていくわけですけど、どういう心境の変化が待っているのでしょうね?
今のところどう考えてもそっちの道には進まなそうですけど、彼。
倫子のしあわせ
ドラマを見ていて1番引っかかったのが、源倫子一家のシーン。
家族3人で娘である倫子の入内について話し合っているところです。
左大臣の父雅信としては娘を入内させたい。
しかし、新たな天皇である花山天皇の評判はよろしくない。
悩んでいる彼に「入内して私は幸せになれるのか?」と、倫子は問いかけ、母もそれに同意しますよね。
ここで言われている幸せって一体何を指しているのでしょうか?
いわゆる現代的な、温かい家庭を築くとかそういうことではないよね?
一応まさかと思ってwikiで源雅信を検索してみましたが、妻を複数人持つあの時代の一般的な男性でした。
つまり、一夫一妻的な状態を幸せだとは言ってないと思うんです。
倫子だけがこの幸せについて言及していて花山天皇への入内をマイナスに捉えているならまだ分かるんですけど、母親も同意してるし、雅信も最終的には同意している。
ここの場面が本当によく分からなかった。
あと、ドラマ的(まひろ的)にはこの倫子という人物は魅力的な女性らしいですけど、個人的にはさっぱりです。
これから良さが分かっていくのかな?
赤染衛門という立派な家庭教師をつけて長く学んでいるわりにはパッとしないし…。
次に期待?
「この先どうなってくんだろう?」と倫子について気になってwikiを見てみたら、道長の妻になるんですね。
正直「うわぁ」って思っちゃった。
まひろと女性の友情的な感じの関係を築いていくのでしょうか…?
不倫という認識が薄いとしても、正妻がああいった女性だとまひろはしんどそうだなぁ~とか勝手に想像してしまいました。
そう、倫子という女性に私が抱くのは「近くに居たらしんどそう」っていう感想なんですよね。
感情移入や理解が出来る人物が少ないゆえか、あまり面白さを掴むことが出来なかった印象の第4話。
これからどうなっていくのでしょう。
私は楽しめるのだろうか…。
若干不安です。