いよいよ始まりました、大河ドラマ光る君へ。
1話から色々と特徴的なシーンがあり、面白さを感じています。
という事で、今年も1年感想雑記を書いていくかもしれない…。
とりあえず1話で気になったことなど。
数多の人
事前番組でも言われていたのですが、とにかく人が多い。
あっちでもこっちでも同時進行で物語が進んでいくかたちですね。
もちろん主人公は紫式部(まひろ)なので、彼女がメインであり中心なのですが、そこに関わってくる流れみたいなものも描くとなると、とにかく人が多い…ということなのだと受け取りました。
ちやはの死を描くためには、藤原兼家と時姫のやり取りが必須になる。
その描写のあるなしで、藤原道兼の印象も変わって来る…ってこと。
また、宮中の女性たちの噂話の描写も、なかなか面白い物でした。
ドラマ内ではスズメと言われていましたが、ピーチクパーチクただ煩いだけではないんですよね、アレ。
噂が形を持ち怨霊にも成り得るわけで…。
また、場所が場所なだけに政治にも関連してくる大ごとだったりする。
「一人勝ちはねぇ…」という言葉も、後々の道長などに関わって来そうですよね。
現状では姉の詮子が一身に受けているわけですけど。
ここの描写は何というか、とっても大奥っぽいなって感じました。
フジテレビでやってた方の大奥ね…。
妬み嫉み云々の、そういう部分が分かりやすく描かれているのが、良い意味で大河ドラマっぽくないな~って。
大きな戦を描くようなドラマではないだろうから、その分こういう小さい昏い部分にスポットを当てる面白さが出てくるのだと思っています。
人の惑う姿の面白さというか、ね。
死について、
まひろの母、ちやはの死に関して歴史では病死という事になっているらしいです。
ドラマでは「そのようにする」という明確な描写がありました。
単純に見れば道兼という問題児が癇癪で…という事になりますが、先にも書いた通り、彼が鬱屈している理由は父からの扱い。
つまり、ちやはの死の原因の大元は父親の藤原兼家ということになる。
ここについて為時は知らないでしょうけれども、大恩人である人の息子を断罪することは出来ない…。
世渡り上手であるか否かが出世や自身の立場に大きく影響しているわけで、明らかにそれが苦手であろう為時からすると、せっかく掴んだチャンスを逃すわけにはいかないわけですよね。
そこら辺の苦しさが何とも言えず…。
子供のまひろからすれば、父の言動に理解が出来ないというのもとてもよく分かる。
下手をしたら父親の事を大嫌いになるだろうし、関係に大きな溝が出来るだろうし…。
2話では大きく成長しているようですから、ここら辺がどうなっているのかとても気になるところです。
百舌鳥なのかしら?
さて、1話で私が1番気になったのが、鳥。
まひろがお世話をしていた、あの鳥です。
逃げてしまった鳥を追いかけた先で、三郎に出会いますよね。
一方の三郎は、屋敷を従者と抜け出して猿楽を見に行き、隣にいたはずの従者を探す先でまひろと出会う。
この三郎の探していた従者の名前が、百舌彦。
まひろが探していた鳥が百舌鳥なのであれば、2人はモズによって出会ったことになります。
百舌鳥という鳥があの時代にどういった扱いであったのか…というのは、私は知識不足で分からないのですが、こういう遊びや掛詞は和歌では多用される表現だったりしますよね。
ということで、ドラマを見ている最中ずっと「あの鳥は百舌鳥なのでは?」と考えていました。
見終わって検索してみたところ、それっぽい気もするんです。
ただ、私の記憶が勝手に都合が良いように鳥をイメージしているだけなのかもしれず、確証は持てていません。
百舌鳥って他の鳥の鳴き声を真似するらしいので、飼っていたとしてもおかしくないのかな?とは思うのですけど。
こういう面白い仕掛けがこの先もあるのであれば、私はワクワクしてしまいます。
面白かった!
1話、とても面白く見ました。
平安時代については知識が本当に無いので、まっさらにドラマを楽しむという点でまず楽しい。
興味が湧いたら勉強してみるかもしれません。
また、戦ではない政の戦いとか、立ち振る舞いの頭脳戦みたいなものも好きなので、そういう部分を楽しめそうなのも、ワクワクポイントです。
なんて書き連ねていたらそこそこに文字数が…。
とりあえず、2話もたのしみ!