以前、WOWOWで放送されたメタルマクベスを見ました。
それからしばらく経って、去年公演された新しいバージョンのメタルマクベスも録画していたんです。
見るタイミングを掴めず、今になってしまいましたが、無事に見終えたので感想でも書いていきたいと思います。
今気づく衝撃
最初にメタルマクベスを見たのは、いつだったか覚えていませんが、内野さんが主演を、松さんが奥方役でした。
元々のシェイクスピアが書いたマクベスも中学生くらいの頃に読んでいたので、話の流れとしてはその様な物だろう、と考えて見始めた私に大きな衝撃を与えてくれたメタマク。
過去と今が徐々に混じり合ってカオスになっていく様がとても面白かった、という感想で。
あのマクベスをこんな風に解釈したり、構成し直したりするなんて!と感動したのを覚えています。
そして、今回。
新しいキャストさん、新しい劇場でのメタマク。
以前の物よりも豪華になっていた演出は、メタマクにピッタリと合っていたように思いました。
キャストさんが変わったことによって、その人に合わせた演出になっていたのも面白かったです。
多分、disk2とか3を比べてみればもっと変化に気付く事ができるのでしょうけれど。
新しいメタマクを見てその凄さに気付いた事の一つが話の流れ。
あれって、バンドのメタルマクベスが出したアルバムの曲の流れで話が進んでいって、歌を歌うんですよね。
これって、初演の時も当然その流れだったのですけど、当時は気付かなかったんです。
3人の魔女たちがCDを渡してくれて、予言は全てここに、と言うのは覚えていましたけど、
その他の演出などに気を取られていて、その大きなカギに気付く事ができなかったんですよね。
改めて見て、やっぱり凄いな、メタマク。
メタルはお好き?
メタルマクベス、名前の通りメタルなんですけど。
音楽の分類とかに詳しくないので、あんまりここら辺を深く掘り下げて話す事はしませんが、私はわりと好きです。
元々V系の音楽も好きだし、アリプロとかのプログレッシブロックとかも好きなんです。
ガンガンとヘドバンするような激しい音楽が好きな方なので、メタルも楽しめました。
ここら辺は、演劇というか音楽の好みですけど。
メタマクと言えば、やっぱり炎の報告が好き。
冠くん、と王様に言われて始まるあの音楽。
舞台上で役者さんたちが頭を振り、音楽にのている様は、観客席に居たとしたら一緒に頭を振りたくなるだろうな、と。
あんなにノリの良い舞台って他にはないんじゃないかなぁ、なんて思ったりもしました。
話自体は徐々に重たく苦しくなっていくものですけれど、それに反して音楽は激しくて、
そこのバランスがとても良いように感じました。
次は…
WOWOWで放送された髑髏城も全てDVDに移してあるのですけれど、まだそれも見れていません。
花鳥風月と極。
オリジナルのものは以前見た事があるので、これに関してもお話の大筋は分かっているつもりです。
しかしながら、劇場が変わって、役者さんが変わる事で大きく変化するという事がメタルマクベスでよく分かったので、こちらも楽しみ。
いつ見れるか分かりませんが、また感想を書くかもしれません。
では。
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