今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

先日、住んでいる地域の包括支援のスタッフさんが我が家に訪問してくれました。
実は、祖母が回覧板に載っている情報を見つけまして、私が電話をさせていただいて、その結果の訪問になります。
話題は祖父のこと。
どうしようもない現状をどうにかしよう、と思ってのことだったんですけど、まぁ結果的には何も変化なしです…。
話が通じない
祖父のボケというか、認知症が酷いのでは?と一緒に生活していて思っていた祖母と私。包括支援のスタッフさんに相談できるとのことだったので、電話して色々とお話させていただきました。その結果の自宅訪問です。
スタッフさんは祖父本人とも話をしつつ、25問の質問をしてくれたりして様子を見てくれて、著しく運動等が生活に足りていないので運動する教室を勧めてくれたりしたんです。
デイサービスとかそう言うと、本人には抵抗があるようなのでやわっと教室と。
しかしながら、祖父は一向に話を聞かない。
家族の話を聞かない人間だということはよくよく分かっていたので、外部の方からの声ならば多少は響くのでは?と思っていた自分が馬鹿に思えてくるほど。
そもそも家で何もしていない祖父。
やることと言えば、昼寝と駄賃探しです。
スタッフさんに対して同じ話を何度も何度も…。
そして、アドバイスや教室の話になると「今更何を…」と。
本人は歳をとってまで頭が冴えている方が恥ずかしいというよく分からない持論を展開しているのですけど、本当に意味が分からない。
「周囲には面倒をかけていない」というのと、「俺は長らく左官の弟子に行っていて苦労をしてきた」という話のエンドレスリピート。
周囲には面倒をかけていない、というのは笑ってしまいます。どれだけこっちが迷惑して居るか…。
ちなみに、左官の弟子として働いていたのは若い頃の数年です。祖母が嫁いできた時には既にその仕事はしていませんでした。
何かあるといつも口に出す『左官の修行』の話。
本人の中ではとても努力した大変な記憶だったようですが、私も祖母も話半分以下で聴いているので、大して信じても居ません。
ヒス
包括ケアのスタッフさんに対して、あまりにも話を聞く姿勢が無いので、スタッフさんが居る目の前でヒステリックに怒鳴りつけそうになりました。
本当に。
いつもは訳も分からず頭に血が上ってドカーーンと爆発するのですけど、あの時はとても冷静に自分の頭に血が上るのがよく分かりました。
こめかみのあたりがキリキリと痛くなって、熱くなる感じがするんですね。
なんて。冷静に自分のこと観察してしまった。
包括ケアのスタッフさんとのやり取りを全て横で見ていましたが、本当にガッカリするばかり。
私が幼い頃はそれなりに祖父のこと好きだったはずなんですけどね。人ってここまで人のこと嫌いになれるのか、と。
本当に、申し訳ないけれどどっかに消えて欲しい。毎日のように散歩に出歩くのですけど、そのタイミングで自分で何処か迷子にでもなって帰って来なきゃいいのに。
…でも、自分の名前も住所も今のところ言えてしまうんですよね。今日の年月日は分かんないくせに。
どうすべき??
包括ケアのスタッフさんの色々な提案も一切受け付ける気のない祖父。
私も家に居る人間なので、とにかくストレスが溜まります。
祖母の様に日中物理的に距離を取れればいいんでしょうけれど、それがなかなか難しい。
ちょこちょこと母の元へ行ったりもしていますが、あくまで私の生活の拠点はこちらの家なので。帰ってくるのはこの家なのです。
私自身はとても穏やかな性格とは言いませんけど、 でも、他人を傷つけたりしようと思うような人間ではないと思っていました。が、祖父に対しては本気で死んでくれと思い、一度手が出そうになったことがあります。
その時は耐えたし、そのストレスや衝動については祖母に伝えており、「価値のない人間のために人生無駄にすべきじゃない」と言われているのですが…。
一回耐えられたとしても、次に耐えられる保証はありません。
しかも向こうの症状はどんどんと悪化していく一方。
本当に、祖父がこの世からいなくなるまでこの苦しみは続くのかな…。
