砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

今を生きるとはどういう事かしら?

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100分de名著という番組をご存知ですか?

Eテレで放送している番組なのですが、私はこの番組が大好き。

毎月1冊の本について紹介してくれる番組なのですけれども、

4月は自省録という本を紹介していました。

 

今回はその番組を見た感想と言うか、私の思った事について書いていきたいと思います。

 

 

 

 

自省録とは

 

マルクス・アウレリウスという人が書いた自省録。

物語ではなく、自分自身の事を律して生きていこうというような事のために書かれた

日記のようなもの

と、番組を見て私は解釈しました。

 

私も個人的に日記を書いていますが、

アレをしたい、コレをしなければ…

と言うような事から

ああなりたい、こうあるべきだ…

と言うような事まで

叶わない事やできなかった事を何度も日記に書く事があります。

自省録もそんな感じ、らしい。

 

マルクス・アウレリウスという人はローマ皇帝

でも、哲学に通じている人で

哲学によってより良く生きる事を目指した人なのだそうです。

 

人生における様々な困難に立ち向かうためにどうすべきか、

そんな事が書いてあるのがこの自省録。

 

未来は線ではない

よく、未来のための投資と言うような考え方で

「今頑張って未来をより良くしよう」

と言うような事で頑張ったりしますよね。

 

でも、今と未来は線で繋がっている物ではないというような事、自省録を読み解く中で

岸見先生が仰っていました。

 

今努力をするのは今のためであって未来のためではない。

今というのは未来の準備期間ではないという事だと私は受け取りました。

 

今のための努力。

未来もいつかは今になりますよね。

時間は止まらず進んでいくものです。

 

未来に向けての努力はとても良い事のように感じます。

もちろん、悪い事ではないのでしょうけれど。

でも、今は今なのです。

 

未来のために消費されていい時間という訳では無いのかな、と

番組を見ながら考えてしまいました。

 

自然な人

人とは元から助け合うようにできているものらしいです。

周囲の人たちに手を差し伸べて、お互いにより良い関係を築く

これが自然な人間のあるべき姿。

 

協力し合う姿こそが自然に沿っていて、対立しあう姿は自然に反している。

 

マルクス・アウレリウスはそう自省録に書いているんだとか。

だから、自然な人というのは

人と協力的であって、寛容な人の事らしい。

 

なかなか難しい事ですよね。

私も寛容な人ではない、と自分について思うところは沢山あります。

 

でも、人の自然な姿と言うのは助け合える、協力し合える姿だと言うのもなんとなく分かります。

 

今を大切にする事、

人に対して寛容である事、

難しい事かもしれません。

でも、それを実行しようとする事がスタートとしてとても大切な事のような気もします。

 

ついつい先の事を考えて、より良い未来を期待してしまう私。

その前に足元を見て、より良い今を作る事、

日々の視点を変えてみる努力をしようかな、と番組を見て思いました。

 

 

 

 

 

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