日曜のお夕飯どきは、大河ドラマの時間。
のんびりと楽しんで母と試聴しています。
今回のブログは、瀬名奪還パート2であった回を見ての感想となる雑記です。
描写が面白い。
おしゃれさん達
今作を見ていて思うのは、「みんなお洒落だな〜」ってこと。
三河の皆さん、とってもお洒落ですよね。
三河って一応貧しい地域で、反物も木綿とかそういう類だと思うんです。
着ている着物の質感としては、見ている感じも固そうに見えるから、どう考えても絹ではない。
でも、その反物を素敵に見せている染色!
淡かったり、明るい色のお着物を着ている方が多いですよね。
もちろん、それらもキャラクターを描くために大事になってくる要素なので、そういう意味合いがあるんだと思います。
家康と忠勝の着ている物の色味の違いは、キャラクターをよく表している良い例ですよね。
が、着るものにお金を掛けられない方々って、淡い着物を着ていたらしいというふんわりとした知識があります。
濃い色って染色に時間もかかるし、そもそも染料も多く必要なので、お金がかかるんだよね。
だから、贅沢品に分類されるんだろうと想像する。
たとえ領主であっても、家康も正絹の着物なんて身につけられるような余裕のない三河。
でも、そんな中でも染め方でお洒落してるなぁってとても思うんです。
画面を見ていて、とても楽しい。
今回のお話では、於大の方のお着物がとてもお洒落だった。
男性陣では、酒井忠次や大久保忠世の着物は、軍議の場に居てもとても目を引く明るさですよね。
前作の鎌倉殿の13人では、全編を通して「お洒落!」っていう感想をあまり抱かなかったので、今作は目でも楽しい大河ドラマだと感じてます。
描かれない様。
大河ドラマで珍しいなぁって思う演出が多いのも、今作の特徴でしょうか?
作中でカットインが入るのは、ドラマ的というよりかは動画的な演出にも思えるのですが、それも新鮮ですよね。
場の転換でああいう演出、新鮮です。
そしてもう1つ思ったのが、忍者という存在の描き方。
私は毎年ちゃんと大河ドラマを視聴しているわけではないので、比較できるデータも沢山あるわけではないのですが、忍者ってあんまり詳しく描かれていなかったイメージ。
真田丸では、佐助というキャラクターが印象的に描かれていたけれども、「彼が詳しく何をしていたか」っていうのは物語の裏で起きていることでしたよね。
「真田幸村には真田十勇士」とイメージしますけど、真田丸で出てきたのは猿飛佐助と思われる1人だけでした。
それと比べると今作では忍者が大勢出てくる。
しかも、その活躍が格好良く描かれていますよね。
私はあの武士とは違う泥臭さが好きです。
半蔵が「嫌いじゃ〜」っていう部分なんだろうと想像しますが。
そんな服部半蔵という人物も、忍術には長けていないのでしょうけれども、武士としての働きはできる人なのだと良く分かった回でした。
クナイなどの扱いは苦手みたいだけど、槍を使っての戦闘は出来ていたよね。
その半蔵の対角線に居て強調されるのが、大鼠の存在でしょうか?
男女の差もあるし、武士と忍者としての力量の差もあるし…。
活躍の差異を出しやすい関係性ですよね。
大鼠は忍者というよりクノイチって言った方が良いのかも知れませんが、「デキる女」って良いよね…!
笑顔がとっても可愛かったな。
格好いい忠勝どの
さて、今作最推しの忠勝殿。
着物の話をすると、年齢の割に暗く重い色合いのものを身につけていますが、私は好きです。
あの羽織りと言ったら良いのか、悪い言い方をするならボロ切れにも見えてしまうような、ああいうの、とても好き。
洋服でもそうなのですが、ダルダルした長い布を身に着けているっていうのが、単純に好みなんですよね、私。
着物の色が濃いのも、「長く着続けている間に何度も染め直して濃くなった…」と想像できる感じですよね。
戦では、やっぱり格好いい!
あまり気の合わなそうな榊原康政との関係性も、これからもっと面白くなりそうです。
無口無骨な忠勝と弁の立つ康政と、こっちも対照的で面白い。
いやー、面白いなぁ。