どうする家康『家康、都へ行く』の感想雑記です。
都や将軍様への素直な憧れを抱いていた家康と、その彼を取り巻く周囲の諸々が描かれた第13回。
可愛い忠勝と、同じく可愛いお市が気になった回でした。
かわよー!
憧れの都
将軍への挨拶のために都へ行くことになった家康。
挨拶というか、忠誠を誓いに行くと言った方が正しい認識なのかもしれませんが、とりあえず都に行けるということに素直に喜んでいた家康。
都への憧れは、今川領に居たころのあの空気を感じられるものでもあるのだろうと想像します。
そもそも駿府がかなり栄えていた、小さな都のような領地だったようなので、本物の都が見られるというところへの憧れもあったのでしょう。
ドラマの中で見えた部分だけで判断すると、正直都は駿府よりも治安悪そうに見えてしまいました。
ずっと将軍が居なかったということを考えると、治安が悪く乱れているというのも、想像できてしまいますが…。
それに比べると、駿府の方が都というか雅な感じがする気がします。
その都の治安を、武力と恐怖とで強引に正そうとしていたのが、信長という感じですね。
将軍と信長
さて、信長曰くとても立派なお方である足利義昭。
将軍様というイメージから、家康も立派なお方の想像をしていましたが…。
果たして実際はどうなのでしょう?
史実的には「役立たず」的な認識をされている方っぽいのですが、メタ的に思考すると、演じられているのが古田新太さんなので、絶対にそんな簡単に終わる人間ではない様に思うんです。
表層では役立たず的な人間を演じていても、裏ではかなり計算して動いている人なのかもしれない。
そういう人物であれば、信長が「立派なお方」と言うのも頷けます。
もう1つの想像としては、「(自分の傀儡として)立派なお方」なのかもしれない…。
ただ、こちらはいわゆる信長像を元に想像してしまっているので、このドラマの信長からは逸れているのかもしれません。
どちらにしても想像が楽しい回でした。
今作の信長という人物が完全なる悪ではないと想像する理由、今までにもいくつかあったのですが、明智光秀の存在もその想像を膨らませる要因になりました。
なんというか、分かりやすく悪そうな人に見えたんですよね、光秀。
麒麟が来るのイメージが強いのか、さわやかな好青年的な想像がしやすくなった明智光秀。
しかしながら、こちらの光秀は含みたっぷりって感じで。
「信長が光、光秀が闇」と、振り分けられそうな人物に見えてしまった。家康の金平糖のくだりとかねぇ。
可愛い、可愛い。
とにかく、可愛いが溢れた13回。
忠勝
さて、今回とっても可愛かった忠勝。
無骨で武に長けた人物ですが、女性が苦手。
人混みが苦手で、女性の化粧品やら香の匂いで具合が悪くなってしまって…。
果てには熱まで出てしまう始末。
康政に「戦場ではもっと人にまみれているのに」と言われていましたが、そう言えば一向衆への潜り込みの時にもオロオロしてましたよねぇ。
あの時はまだ三河だったからオロオロしていても、女性に話しかけることは出来たのでしょうけれど、都となると話は別なのでしょう。
ドラマを見ていて気になったので調べてみたのですが、忠勝の奥さんは三河武士の娘らしい。
阿知和玄鉄という方の娘、於久の方という女性。
阿知和殿は松平の家系の方らしいですけど、ドラマにはまだ出てきてないよね…?
まぁ、三河の女性と結ばれるという方が、忠勝には似合っている気がします。勝手にそんな想像してました。
熱が出ていようとも、不慣れな都でフラッフラであろうとも、主を馬鹿にされたら許さない、というのが「やっぱり忠勝、好きだなぁ~」と。
推しが可愛いという幸せ。
もう1人、とっても可愛かったのがお市様。
尾張で会った時から時間が経って、母となった姿でしたが、相変わらず可愛らしい。
まだまだ少女感が抜けていない感じが素敵でしたね。
そんな純粋な少女の様に見えて、家康からもらった金平糖を侍女にあげるところなど、きちんと見るべきところを見ている大人の女性の姿も見えました。
演じられている北川景子さん、お綺麗な女優さんでどちらかと言えば美人なお姉さん感が強い方だと思います。実年齢よりも上に見られるタイプというか…。
でも市はとっても可愛い。
実年齢というか、立場から見ても幼く見えるくらいに可愛い。
化粧っけの無さも、より幼さを感じさせる要素になっているのかもしれませんが、とにかく、ずーっと可愛い。
関係ないかもしれないけど、「化粧っ気のないメイク技術がすごいな」とか思ってしまったよ。
戦かな。
可愛いに溢れた13回から一転、次回は戦の匂いがしますねぇ…。
「浅井長政が織田信長を裏切り…」という、歴史でも有名なヤツ。
浅井攻めでは羽柴秀吉が活躍しますけれども、どんなふうに描かれるのでしょうか?
家康が主人公のドラマですけれども、周りに気になる人たちが多すぎて主人公の影薄めかもしれない。
1週間隔があくみたいなので、楽しみが募りますねぇ。