1週間ぶりの光る君へ。
気になるところでお預けされていた感覚がありましたが、見てみると大きな衝撃はなく、ある意味想像通りな内容だった気がします。
猫が可愛かったなー。
人らしい
今回見ていて気になったのは、人らしさでしょうか。
まずは、宣孝。
まひろと仲直りできて嬉しい姿、お腹の中の子供についてなど色んな表情が見られました。
重要な役目を任されたことについてや、お腹の中の子供について、左大臣の存在を口にしていましたよね。
お役目に関してはその話を聞いてまひろの表情が一瞬何とも言えないものになりました。
子供に関しても聞く人によってはある種自分のために使える存在として認識しているようにも受け取れるかと思います。
そこだけを見ると明け透けで嫌な奴感がありますが、見方を変えるとどちらにしても嘘のない人だとも捉えられます。
そもそも前回まひろと喧嘩になった理由も、明け透けだったことが原因でしたけど。
でも、きっと宣孝ってそういう人なのでしょう。
この人と付き合う距離感や関係性で、あっけらかんとしているカラッとした人物にも思えるし、デリカシーの無い人にも思えるし…っていう。
一貫してこういう人だとブレが無く描かれているから、こうして一長一短としてすんなり受け入れられている気がします。
もう1人、人らしい姿が見えたのが一条天皇。
ずっと転落し続けているので好感度は無いに等しいんですけど。
入内してきた彰子に対して「こんな年寄りで…」的な嫌味を言いますよね。
嫌味のつもりなく言っているのかもしれませんけど。
歳の差があったのは事実だし、彰子を気遣っていたのならもう少し気を回して言い方も変えられただろうと私は思うので、コレに関しては嫌味だと受け取ってます。
こういうちょっとした嫌味やら、母親の詮子に対しての爆発やら、人っぽい姿ですよねぇ。
少なくとも天皇という現人神的な顔ではないわけで…。
ま、定子に対してグズグズで居る時点で神々しさみたいなものは無いんですけど。
人らしい姿が交換に繋がる宣孝に対して、こちらは抉れるほどに好感度が無くなっていて…。
彰子を愛することができないにしても、もうちょっと言い方とか接し方とか無かったのかね?
それこそいい歳したおじさん(なのか?)なのだとしたら、そういう視点で気遣ってあげたらいいのに。
初手嫌味かましてくる色ボケおじさんなんて、最悪では…?と思ったよ。
猫可愛い
倫子がかわいがっていた小麻呂、特徴的なお顔の猫だったので印象深く覚えていたのですが、新たな猫の登場に嬉しくなりました。
あの子の名前は小鞠と言うそうです。
小麻呂は多分オスで、小鞠はメスなのかな。
メタっぽい事を言うのかもしれませんが、一条天皇は猫好きだった記録が残っているので、この子が2人の仲を取り持つのではないのでしょうか…?
日本の歴史において文献に残っている最も古い猫の記録が一条天皇の飼い猫の話なんですよね。
メス猫で、位階も持っていた。じゃないと内裏に上がれないからね。
名前は命婦の御許(みょうぶのおとど)ちゃん。
wikiにページが出来ているくらいの有名にゃんこです。
乳母も居て、この子の話を清少納言も書き残しているくらいなんですよね。
現状ドラマには出てこないので、この子のような癒しマスコット役を小鞠が担うのでは?とか思ったり。
人より猫がこの先、気になる…。