20代の後半になっても、食べたことの無い食べ物ってあるんだなぁとしみじみしています。
もちろん世界に目を向ければ、私が生きている間に口にはしないであろう食べ物なんてザラにあるのでしょうけれども。
それでも、日常で触れられる距離の物で口にしたことの無い物という食べ物もなかなかに新鮮。
名前は知っているけれど、見たことも食べたこともないソレは…『パッションフルーツ』でした。
表現の難しい味
パッションフルーツ。
少なくとも私が普段買い物に行くスーパーには取り扱いはありません。
見たことありません。
しかしながら頂き物のフルーツの詰め合わせに居たんです。
こっそりと紛れていたフルーツ。
見たことも無い外見のフルーツ。
食べ方の説明の紙が一緒に入っていて、それが無ければ一体何がしなのかも分からなったフルーツ。それがパッションフルーツでした。
名前は聞いたことがあります。
南国のフルーツだったと思う。で、お酒のフレーバーであったような印象。
頂いたので有難く食べてみたのですけれども、味の表現がとにかく難しい。
匂いは南国。なんだかどこかで嗅いだことのある匂い。
しかしながら味に関してはよく分からん。
私の舌で悩みに悩んだ挙句出てきたのが、苦みの無いグレープフルーツだという答え。
そもそもパッションフルーツ味の何かしらを食べたことが無いので、本当に初体験のパッションフルーツ。
初体験すぎて難解でした。
飲み込んで!
パッションフルーツって、果肉と種の部分を分けるのがとても難しいんですね。
食べ方の説明が書いてある紙には、種ごと噛まずに飲み込んで味わってくださいと書いてありました。
種ごと、しかも噛まずに味わうことを要求される食べ物って初めてです。
野菜や果物の中には種ごと食べるものはありますけど、噛まずにという一言がついているものってあるんでしょうか?
私はパッションフルーツが初めましてです。
正直その紙を読んだ段階ではパッションフルーツとやらは苦手だなと思っていたんです。
種を噛まずに飲み込むというのが、私の想像の中で喉をゴロゴロと不快に通っていく種たちを想像させてしまい、食べたくないかも…という心境に。
しかし、パッションフルーツの種はなんだかプリっとしたものに包まれていて。
私が想像していたような不快感はありませんでした。
不快感を分析するよりも、味わったことの無い味を探る方に忙しく脳が動いていた印象です。
再びのチャレンジは…
多分、もうパッションフルーツをフルーツとして味わうことは無いと思います。
一生無いとは言えませんが、しばらくは無いと思うし、しばらくは要らない。
でも、パッションフルーツを使ったドリンクとかは飲んでみたい気がします。
多分、何かしらと合わさった方がパッションフルーツは輝ける子なのだと思うんです。
ということで、いつか機会があったらパッションフルーツ味の何がしかを食べてみたいと思います。