砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

詩を書きたい欲が湧いてくる。私も夢を諦めたくないな、という雑記

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本日ちょっと疲労気味のため、ライト更新です。

さて、最近は文字が書きたい衝動に駆られています。

理由はとある番組。

それによって、グルグルと脳を回しています。

楽しいよ。

詩を作る才能

100分de名著で、金子みすゞの特集がありました。

1月の放送分になるのですが、それをずっと録画していて、やっと全てを見終えたんです。

金子みすゞ、名前くらいは知っていた。国語の教科書に載っている人だなぁっていう。

女性の詩人として、日本の中で一番有名な方なのかもしれません。

私は中学生の時に銀色夏生さんの本と出会い、私の中での『詩人=』という方程式は銀色さんに固定されてしまっていました。

同じ本を何度も読むタイプの人間なので、あまり広く作家を知りません。

中原中也金子みすゞも、後々に知ることになるのです。

さて、金子みすゞ

国語の教科書に載っている人、というイメージと共に、易しい言葉で詩を作っている人だというイメージがありました。

小学校低学年とかで詩に触れているので、読んだままの表面しか考えなかった。

番組で取り上げられた詩は、有名なものばかり。

みんな一度は目にしたことのあるものです。

それらの詩を改めて読んでみると、色々と考えてしまいました。

小難しそうな言葉で空っぽを表現するのは簡単ですが、易しい言葉で深い世界を表現するのは難しいのです。

金子みすゞの詩は、そういう詩でした。そして、とてつもなく力のある詩でもあった。

小さな一人に寄り添う力があったからこそ、時代の流れの中で埋められていった詩であり作家だったのだろうと思います。

番組の中で伊集院さんが仰っていた言葉がとても刺さりました。

『大漁』の詩のような、相手を思いやる優しさを持っていては生きていけない時代だったんだろう…と。

プロパガンダとか、国単位で人の思考を戦争に向けて行ったことは褒められることではないと思います(そもそも戦争なんてすべきではないでしょう)が、優しい心のままでは生きていけないこともよく分かっていた。

「残酷にならなければ生きていけない時代だった」と考えると、それはそれで辛いです。

また、金子みすゞの人生が私の想像できない終わり方をしていることも辛かった。

時代の流れに向かっていく力や強さを秘めていた人だと思うけれど、身近な人には勝てなかったのだな…と。

広域的には時代に負けたのかもしれませんね。

旦那さんの不理解とか、奔放さとか。女性への目の向き方も、苦しいものがあったのだろうし。

希望を死後に託すしかなかったと考えると悲しいけど、それを胸に旅立ったのだとしたら、最後の小さな光だったのかもしれないね。

書きたい欲

私も詩人になりたいと思っている人間です。

今の世の中ならば、投稿詩人という方法以外にも無数にやり方はあるのだと思います。

が、どれが最適解なのかは分かっていません。

だから毎日コツコツ詩を書いています。

小難しい言葉を並べてそれっぽい詩を書くこともありました。分かってる風、みたいな。

でも、金子みすゞの詩に触れて、易しい言葉で広い世界を描く技術の凄さに脱帽しました。

13歳の頃から始めた作詩。

10年以上続けているライフワークですが、新しい変化をするチャンスだと感じています。

また、沢山の言葉に触れて、自分の中で積み上げて、吐き出して…。

そういう日々を始めたいと思います。

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