おじさんの部屋の片づけを、日々少しずつ進めている私です。
片付けの段階としては、部屋に溢れている本をブックオフに持っていくという作業で、まだまだ序盤なのですが…。
本棚に並ぶ本のラインナップがなかなか、面白いのです。
ついつい時間取られちゃうんだよねぇ。
おじさんの宝部屋
おじさんの部屋の片づけを頑張っている最近。
おじさんは、母のお兄さんです。
既に亡くなられてしまった方で、正直あんまり私は詳しくないんです、おじさんに関して。
私はずっと父方の家で育ってきたので、母方の親戚の方たちとはあまり接することが無くって。
おじさんは身近な方の親類なのですけど、謎の多い方でした。
でも、とてもお洒落な方だったのは間違いないんです。
無くなる直前くらいになって、ようやく少しお話ができるような関係性になって。
知性溢れるコミュニケーション能力の高い紳士、というイメージ。
多分、私の書いたものを読んでくれたであろう人です。
残念ながら、私の書いたものたち(詩とか)を読んでもらうことは無かったのですけど…。
もっと沢山話をしたかったなぁ、とおじさんの事を思うたびに悔やまれます。
さて、そんなおじさんの部屋は本だらけ。
漫画もあり、小説もあり、な部屋です。
書斎と呼ぶのにぴったりなお部屋。
ですが、片付けなくては使えないのです。
家具などはあんまりないんですけど、本が多くて…。本棚が大きな家具なのですよ。
本の処分となると、ブックオフにもっていくくらいしか選択肢が無いです。
全てゴミにしてしまうことも出来るんでしょうけど。
なんだか勿体ない気もしてしまいます。
まぁ、かなりの年代物だったりするので、持ち込んでも買い取りよりも処分の方に回される本の方が圧倒的に多いんですけどね。
三島由紀夫の全集があり、寺山修司の詩集があり、聖書、ニーチェ、カフカ、ドストエフスキー、中原中也…。
他にも名前は知っているなんて作家の本がたくさんあります。
多分、名著と呼ばれるような本は、一通り読んでいたんだと思う。
純文学的なモノもあり、カストリやアングラ系の本があり。
とても楽しい本棚なのです。
そんなわけで、片付けている手をついつい止めてしまう。
時間のかかる、楽しいお片付けです。
気になる本たちと持ち込み
寺山修司、中原中也の詩集は、「いくつか残しておこう!」と別の山に分けてあります。
他にも、気になった本は、残したい山の方に移している感じ。
純文学も気になるけど、カストリやアングラ系の本の方が私にとってはとても貴重に感じられて、それらを手放すのはとても惜しく感じてしまうんです。
完全に私の趣味。
精神分析に関する本とか、源氏物語とか、他にも気になる本は沢山あるんですけど、書き込みがしてあったりすると私は読めないので、それらは持ち込み組です。
片付けって、あんまりにも物が多いと終わりが見えなくて嫌になったりもしますし、単純に体力使うので疲れますよね。
けど、おじさんの部屋の片づけはとても楽しい。
本を処理していく作業が永遠とワクワク出来るんです。
自分が気になっていた本なんかを見つけると、「おっ!」って思ったりするんだよねぇ。
それと、おじさんの興味の幅の広さにも脱帽です。
グルメに関する本があったり、競馬に関する本があったり。
ワインの楽しみ方の本には、しっかりとインデックスが貼られていました。
部屋にある全ての本をきちんと読みこんでいるところも、おじさんらしいです。
気になった言葉には線を引いて、さらには書き込んで…。
本当はそれら全てをひっくるめて楽しめたら、なによりも面白いんでしょうけれど。
そんなことしてたら、本当に片付けも出来ないので。
勿体ない気もしますが、処理しています。
頑張れ、片付け
おじさんの部屋を、新しく私の作業部屋として生まれ変わらせることが出来れば、「部屋としては殺さずに済むのかな?」と思っています。
あと、完全に私の趣味によっての振り分けになりますけど、残しておきたい本もあるので。
それらも、改めて部屋を作った際にはきちんと収納したい。
本を袋に詰めたりするのは楽しいんですけど、そこからお店まで持ち運ぶのがちょっと面倒に思っちゃうんですよねぇ。
ま、ちょくちょく通うようにはしていますが。
とりあえず、頑張ろう。
新生活シーズンには間に合わないかもだけど、6月が終わるまでには部屋の完成を目指したい、と個人的に考えてます。