砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

文学的なおじさんの残したメモを見てほしい!お宝ザックザクの部屋

休日恒例になりつつある、おじさんの部屋の片付けを今回も母と行いました。

作業はかなり進み、ようやく色々と業者さんに連絡できる段階まで来た今回。

またまた、面白い物を見つけてしまいました!

床が見えたぜ

おじさんの部屋は物に溢れている部屋でして、片付けているはずなのに、どんどんと物が出てきて「散らかしているのでは?」という錯覚に陥るほど。

一旦ある程度の片づけを終えられたと思ったのですが、それは完全な思い過ごしで…。

そこからがとても長かったように思います。

今回の片付けである程度の節目まで到達したのですが、それでも完全に片付いたわけではありません。

クロゼットの中など、収納されている中身には触れていないのです。

が、それらは私が部屋を使うようになっても使わない収納機能だろうと考えて、今のところは保留にしてます。

物が山のようになって、床が見えないで居ましたが、今回の母との作業でやっと床が見えました

久しぶり…!

紙だらけ・宝あり

さて、おじさんの部屋は物だらけ。

その大半が紙ものです。あと、筆記用具なども。

かなりのメモ魔だったらしく、さらには書くのがそもそも好きなタイプだったおじさんの部屋には、色々なメモが残されています。

これがなかなか、面白い。

大学入試のために受けたのであろう模擬テストなども見つかりました。

志望校が、慶応大学とか、同志社大学とか…。

私でも聞いたことがあるような名前がずらっと並んでおり。

母曰く、受けたところは全て合格したらしいのですが、おじさんは元々腎臓病を患っていたこともあって、入学前の健康診断で全て入学拒否されたそうです。

で、1年浪人して別の大学に入ったらしい。

これに関しては、母の淡い記憶なので確かなのか曖昧なのですが。入学前の健康診断は今でもあるのだと思いますけど、入学拒否なんてされるんだね…。

おじさんの書き残したものたちを見たり、私の知っているおじさんを思い出すと、考え方がとても理系な方だったんだろうなぁと思います。

が、大学の志望は文系だったし、文章はとても文学的なのです。

これがとても面白い。

理論立てて、科学的な根拠などなど明確な知識をしっかりと確立した訴えをされているのですが、文章表現がとても文学的。

おじさんの部屋の片付けで、大半の紙ものは処分してしまうのですが、いくつかとても面白かったので、私の手元に残しておくことにしました。

人の日記など覗き読むのはあまり趣味が良くないのかもしれませんが…。

とても面白かったので、皆さんにもちょっとお裾分けしたい。

これは、とあるフレンチレストランにて食事をした記録になります。

apéritifs(食前酒):キール・ロワイヤル

Xmasでもあるし、ここは奮発してCHAMPAGNEのドゥミ(ハーフボトル)を注文。

届いたものは、Laurent-Perrier BRUT L.P.(これは’98 ラ・プリムールでも飲んでいる)。

これを使って目の前でギャルソンにキール・ロワイヤルを作ってもらう。

いつ見ても美しい泡。本物のキール・ロワイヤルは初体験である。

見ている泡はちりちりちり(気品がある)なのに、口の中では突如バシャーと発泡して喉越しすっきり快感、美味。

が、私はローランペリエキールで割ること自体もったいなく感じてしまうのだ!

※Brut 極辛口

注:クレーム・ド・カシスを白ワインで割るのがKir(キール)。シャンパーニュで割るのがキール・ロワイヤル

おじさんは、1991年12月22日に東京にあるこのフレンチレストランへ女性のお友達と行ったようです。

シェフの名前は勿論、フレンチのコース全ての感想がこんな感じで書かれています。
すべて手書き。

お口直しや食後のコーヒーにまで、きちんと感想が書かれているのです。

米印などで、豆知識なども書き添えられています。

食事だけでなく、ギャルソンの対応など細かなことも、書き残されていて。

この紙を読むと、いかにこのフレンチレストランが素晴らしかったのかということが分かります。

ちなみに、トリュフやキャビアも食べたみたい。

美味しい物好きのおじさんは、色々とお気に入りのお店やこだわりがあった人ですが、ここまで食事を楽しんでいたんだなぁと思うと、なんだかとても素敵です。

文章の表現力も豊かですよね。

私はこれを読んで森茉莉の贅沢貧乏を思い出しました。

おじさんの本棚にも、森茉莉の本が置かれていたので、きっと好きだったんだろうなぁ。

業者さん待ち。

さて、掘り出せばまだまだお宝が出て来そうなおじさんの部屋ですが、ある程度の片付けのめどがつきました

とりあえず、買い取り業者さんには連絡をして、来ていただく日時が決定。

おじさんの部屋から買い取っていただけそうなものはそちらに引き取っていただいて、残った物たちは処分していただくために別の業者さんに後日連絡します。

おじさんの部屋を片付けている間、おじさんについて母と沢山話しました

私が知らない事ももちろん沢山あり。

大変だったけど、楽しい時間でした。

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