文房具スキーの私。
好きな文具は沢山ありますが、その中でも萌え度が高いのが万年筆です。
少し前に購入していた万年筆、ついに使い始めたのでその感想など書いていきたい本日。
とってもルンルンなのです。
お気に入りの1本
万年筆、好きが故に何本も手持ちにあります。
ただ、インクが固まってしまったりするので、使用する予定のない子はお休みしてもらっていたりするので、同時にインクを入れて使うのはその中でも3本とか4本。
そのため、新しい万年筆を買っても、即日その子を使い始められるというわけではないのが、私の中でのルールです。
こだわりの細字
万年筆って、ペン先の太さがいくつもあります。
ボールペンでも、沢山太さの種類がありますよね、つまりそれのことなんですけど。
パイロットのホームページに行くと、ペン先の種類やそれに向いた用途など説明しているので、興味のある方は覗いてみると面白いかもしれません。
www.pilot.co.jp
ただ、普通に万年筆を購入しようと考えた時に、ここまでの選択肢は出てこないと思います。
私の場合は、楽天市場で購入することが多いのですが、ペン先の種類なんて3種類程度しか目にしません。
EF:極細
F:細字
M:中字
以上の3つが、よく目にするペン先の選択肢でしょうか?
私は、万年筆を買う際はいつもEFやFを選択しています。
ボールペンも細い字が書ける方が好みで、0.28とか選択しがちなのですが、万年筆も同じ。
細い方が書きやすいのです。
そんなわけで、私の今までのこだわりは「細字で書けるかどうか?」という点がとても大きかった万年筆。
良いものを選ぼうと思うと、見上げるほどにありますけれども、お財布も無限大ではないので、手の届く範囲で気に入ったものを購入していました。
手元に何本かの万年筆が揃い、いくつかを使い分けて気づいたのは、お気に入りがあるということ。
もちろん全て気に入って購入しているのですが、スタメン入りの期間の長さはそれぞれ違います。
『使う』という判断がされた万年筆には、黒のインクを入れて、いつでも準備万端な状態です。
その黒インクを入れている子が、私の手持ちの万年筆の中で一番書きやすいお気に入り。
大事な柄の話。
私の一番のお気に入りの万年筆は、高校の卒業の際に中学校でお世話になっていた先生から頂いたものです。
私が初めて万年筆という物を手にしたのも、先生に頂いたから。
ずっと憧れではありましたが、当時の私には手の届かない物だと思っていました。
それを、『書くことが好きだった』ということからプレゼントしてくださったんです。
ただ、頂いてから10年ほど箱から取り出し使う勇気が出ずに、ずっと大切に眠らせていた万年筆。
自分で購入してみたお手頃な値段の万年筆などを使って、「自分にも万年筆が使える」という自信をつけて、初めて頂いた万年筆に黒のインクをセットしました。
そんな思い出が詰まっている万年筆。
そして、現在までずっとスタメンの万年筆となっています。
スタメンから外れない理由は、思い出だけではありません。
とても書きやすいのです、この子。
ペン先はFで、私の好み。
でも、ペン先だけではなく、柄がとても握りやすく文字が書きやすい。
いくつかの万年筆に触れてみて分かったのが、この柄の問題。
デザインが可愛かったり、ペン先が細かったり、そこばかりに目がいきがちなのですが、大事なのは柄。
持ちにくいと、文字が書きにくく、結果的にスタメンに入りにくい。
「書くことが楽しく感じるか否か?」って、私にはとても大きな問題なのです。
毎日何かしらの文字を書くので、この書きやすさがとっても重要問題。
ネットで購入するとなると難しいのですが、文具店などで可能であれば試し書きしてみるの大事なんだと思います。
どれだけ可愛いデザインの万年筆でも、柄が握りにくく書く気が起こらないのでは、本末転倒。
せっかく手に入れても活躍の場を与えられないのは、万年筆としても不満ですよね、きっと。
握りやすさ、手へのフィット感は、人によって違うものだと思うので、自分に合う子を見つけるという楽しみもあるということです。
万年筆って1本を長く使えるアイテムだと思うので、だからこそ1本を探す意味が出て来ますよね。
私の1本
さて、ここまで熱く語っての、私の1本。
PILOTのカヴァリエというシリーズの万年筆です。
www.pilot.co.jp
私が先生からプレゼントで頂いた万年筆も、このカヴァリエ。
頂いた万年筆のバージョンは、既になくなってしまっているのですが、今でも型が変わりながら残っている商品です。
私が頂いたのは、深いグリーンに金の縁の柄というデザイン。
「私が緑色が好きだということを先生がご存知であったのか?」は分かりませんが、知っていたのだとしても、偶然だったのだとしても嬉しいものです。
この万年筆の書きやすさを求めて、最近新しく購入したのが、このカヴァリエシリーズのゴールド&ホワイト。
多少デザインが変わってはいますが、文字の書きやすさは変わらず。
ウッキウキで日記書いてます。
自分の1本を見つけられると、より万年筆が好きになるし、書くことが楽しくなりますね。