先日、用事があり祖父が入所している特別養護老人ホームに行ってきました。
今までもちょくちょく足を運ぶ用事はあったのですが、久しぶりに祖父とも面会。
今日はその時に感じたことなどを、書いていきたいと思います。
老人ホーム
祖父は、今年の5月の頭頃に特別養護老人ホームに入所しました。
入所する前にも、書類の準備など色々とあったのですが、入所した後も色々とあり…。
何度か書類を届けに行っています。
ただ、施設が家から車ですぐに行ける距離にあるので、あまり面倒だとも思いません。
受付で書類を渡すと、祖父の様子を職員の方が教えてくださる、そんな感じです。
先日もいつものように書類を持っていく用事があり、いつも同行している祖母が「久しぶりに顔でも見てこようか」と思ったようで、祖父との面会もすることに。
面会と言っても、ご時世的に施設内に入ることは出来ません。
祖父が受付まで出てきて、ビニールのパーテーション越しに15分間の会話になります。
ただ、私たちの場合は15分も要らず…。
おやつを持参し、祖父がそれを食べ終えたら帰ってくる感じ。
本当に「顔を見に行く」だけなのです。
と言うのは、祖父が認知症を患っているから。
会話と言っても、内容があるとは言えないためです。
元気そうな様子が見られればそれで一安心出来るので、そういう意味では楽かも。
元気な祖父
我が家の祖父は甘いものが大好きです。
ということで、ゼリーをおやつに持って、祖父に会いに行ってきました。
ゼリーを手渡すと嬉しそうに食べ…。
祖父がゼリーを食べている間に、職員の方から祖父の最近の様子を色々とお聞きしました。
施設で育てている野菜のお世話係をしていること、毎日お散歩と体操をしていること。
散歩や体操の時間になると、自分から動くそうです。
時々「帰ろうかな…」と言うこともあるそうですが、職員の方が声をかければそれ以上はしつこく言わないみたい。
認知症ではありますが、「家ではない場所に居る」という認識はあるらしく。
ただ、祖父にとってはそれが良い刺激になっているように感じます。
人によっては、不安に感じてしまったり、「どうして家に帰れないんだ!」って怒ってしまう人も居るのでしょうけれど。
祖父の場合は、「他人様の前ではしっかりする」というそもそもの性格もあり、言われたことには従うし、職員の方に大きなご迷惑もかけてはいないようです。
散歩の時間とか、体操の時間などと自分で理解して動くのも、家に居たときには無かった事。
家だとリラックスできるけど、甘えが出てきたりしますよね。
祖父の場合は、祖母が何でもやってくれる人だった(祖父が何もできない人だったという方が正しい)ので、何もしなかった。
それが原因で祖母ともよくケンカしていました。
そういう不要な揉め事やストレスが無いのは、祖父にとっても決して悪いものではないようです。
多分、長生き
祖父、多分長生きするでしょう。
もう90歳を超えていますけれども、まだまだ生きていきそう。
面会をして、祖母もそのように思ったそうです。
「家に居たときよりも顔つきがしっかりしてる」と、祖母も言っていました。
職員の方たちのおかげで、祖父はストレスなく毎日生活できているようです。
わがまま言ったり、怒ったりしないで居るようなので、それはこちらも一安心。
「老人ホームに家族を入所させる」というのは、人によっては「冷たい家族」と感じるものなのかもしれません。
が、少なくとも我が家では、祖父は快適に施設で過ごせているし、同居していた祖母も楽しく1人暮らしを満喫しています。
本人にとっても、家族にとっても、良い選択であったと私は思ってます。