少し前から、顎ニキビに悩んでいます。
ただ、悩んでいるのは私ではなく、一緒に暮らしている猫のノア。
猫と暮らしている方には、割と馴染みのあるものなのだろうと思うのですが、いざ見つけてしまうと、「どうしよう!?」って思ってしまうのは、飼い主心理でしょうか。
まずは、悪化させないことが第一!
黒いプツプツ発見
ある日、ノアと遊んでいたら顎の下に黒いプツプツを見つけました。
ぱっと見は汚れ。
撫でても簡単に取れないので、「顎ニキビ…!」と察しました、私。
猫ってとても綺麗好きな生き物で、毛繕いなど熱心に行うんです。
が、体の構造上どうしても手(舌)の届かない場所って出てきてしまう。
首根っこのところであったり、顎の下なんかが、その手の届かない場所に当たります。
そんなわけで、どうしても清潔に保つことが難しい顎の下に、ニキビが出来てしまうのでした。
ただ、「手が届かないから仕方がない」と片付けられないのが、この顎ニキビ。
飼い主がどうにかケアしてあげなくてはいけないものになります。
さらに言うなら、日々の生活の中で予防していくことも大切になってくる。
悪化させないことも大事ですが、そもそも発生させないことが肝心なのです。
挫瘡(ざそう)と言います。
猫の顎ニキビ、正確には挫瘡(ざそう)と言うそうです。
ニキビの正式名称が挫瘡という言葉らしく、ニキビの悩みで皮膚科にかかったりするとカルテに書かれたり、診断名として出されたりするんだと思います。
さて、猫の顎ニキビですが、原因はいくつか考えられるみたいです。
そもそも顎ニキビと一口に言っても、「顎にできるのか」と「唇や口角にできるのか」という小さな違いがあります。
顎にできる場合は、毛繕い不足の可能性が高い。
唇や口角にできた場合は、普段使っている食器が原因の可能性が高い、と考えられます。
顎ニキビは、猫の品種や性別、年齢などに関係なく、どんな猫にでも起こりうる症状です。
猫の体質の違いで、ニキビになりやすい子や、繰り返しやすい子も居るみたい。
顎にニキビができてしまう原因として、皮脂からの分泌物が多いと言うものもあるのですが、そう言う体質の子は、顎にニキビができやすいと言うことですね。
ニキビの進行…
顎ニキビ、初期は黒いプツプツした汚れとして現れます。
我が家のノアは現在この段階。
この黒いプツプツしているのが、分泌物である皮脂。
毛に絡まっていたりするので、簡単には取り除けません。
①の状態から進行すると、皮膚が赤くなってきます。
毛が抜けて、かゆみの症状が出てくるので、この段階で気づく飼い主さんも多いのかもしれません。
猫によっては、かゆみよりも痛みの症状を訴える子も居るみたいです。
かかりつけの動物病院に行くタイミングですね。
②の症状がさらに悪化すると、細菌に感染して膿んできたり出血したり…と被害が増えてしまいます。
こうなったら、迷う暇もなく病院に駆け込みです。
ニキビの原因たち
顎ニキビが発生する原因はいくつか存在します。
先に少し触れましたが、皮脂などの分泌物もニキビの原因の1つ。
その他にも、
- 食器の汚れ
- 食器のアレルギー
- ストレス
- 毛繕い不足
- ホルモンバランスの乱れ
- ご飯が合わない
- ダニ
などが考えられるみたい。
食器の汚れや食器へのアレルギーに関しては、使っている食器を変えたり、清潔に保つことで解決できそうです。
ストレスというのは、その子と暮らしている環境によってストレスになりそうな事柄がいくつもありそうなので、各々の家庭での適切な対応が必要になりますね。
毛繕い不足に関しては、綺麗好きな動物であっても得意不得意があるらしく…。
猫によっては、本人はしっかりやっているつもりでも、手(舌)が届いていないパターンがあるということみたい。
届かないところは、人が手を貸してあげて、猫の体の清潔を保ってあげる必要があるんでしょうね。
ホルモンバランスの乱れは、避妊や去勢手術を行った後に起こりやすい症状。
術後の子は、特に注意して観察してあげる必要がありそうです。
ご飯が合わないというのは、フードの切り替えなど行ったタイミングで注視しておきたいものですね。
そもそも猫のご飯の切り替えって割とナーバスな問題だったりすると思うので、その内の1つという感じかな。
ダニは、正式には『ニキビダニ症』という名前で、毛の根本にダニが住み着いてしまってできてしまうもの。
上記のいくつかの原因に対しての対処をしても改善されない場合、考えられる原因って感じでしょうか?
これに関しては、動物病院にて薬を処方してもらう他、家や猫グッズを清潔に保つことを心がけるのが良いのだと思います。
ホームケア
我が家のノアの顎ニキビ、まだ初期の段階で、顎に黒いプツプツが見られる現在です。
色々とニキビができそうな原因を私なりに考えたのですが、1番可能性が高いであろうと思ったのが、食器の汚れでした。
ノアが使っている食器は4つあるのですが、そのうち3つがガラス製で、1つがプラスチック製。
動物用の食器でプラスチック製のものって割とあるかと思うのですが、どうやらプラスチックって傷がつきやすく、その傷に細菌が繁殖しやすいとのこと。
つまり、可能であれば陶器やガラス製の食器に変えるのがベスト。
我が家で使っているプラスチックの食器、ケージに取り付けるタイプの、水を飲むためのもの。
別の食器に変えることは可能ですが、ケージの2階部分に取り付けているので、滑り止め対策をしっかりしなくてはいけません。
でも、その対策だけで食器の変更ができるので、苦労は無い。
個人的に1番のハードルが、お水を清潔に保つこと。
色々と調べてみると、「1日に最低1回は水を取り替えましょう」と書かれていて…。
猫1匹に対して食器が4つって「多いな」って思われた方もいるかもしれませんが、家のいたる所にお水を設置しているんです。
ご飯に使っている食器は1つだけなので、3つはお水ということ。
ズボラな私はついつい、うっかり、水を換えるのを忘れてしまったりするのです…。
これを考えると、ノアの顎ニキビの原因は私のズボラさであると、はっきり分かってしまいますね。
…ちゃんとしなきゃなぁ。
食器を変えてお水をこまめに換えることはマストです。
それにプラスして、ブラッシングとホットタオルでの拭き拭きをしようと思っています。
そもそもブラッシングが好きな子で、顎周辺も試してみたのですが嫌がらずにブラシさせてくれました。
また、ホットタオルで拭かれるのも気持ち良いらしく、ゴロゴロ言いながら口周りを拭かせてくれた。
ということで、食器もお水も、ノアの口周りも清潔に保てるように、私がんばる!