砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

【天穂のサクナヒメ】ついにクリア!超良作ゲーに出会えた感想とか

さて、今、本当に今、天穂のサクナヒメをクリアしました。

ということで、その熱そのままに感想など書いていきたい今回のブログ。

色々とまとまっていない部分もあるかと思いますが、とても面白い、良いゲームでした。

いやぁ、超良作!

オオミズチ

ずっと放置して積みゲーと化していた天穂のサクナヒメを再び遊んでいるという話を少し前に書きました。

www.310mizu.com

アクションが苦手でなかなか難しいと書いていたりもしますが、プレイしていくうちに多少慣れてきたようにも思います。

米づくりと探索とのバランスも上手い感じにとれるようになってきた。

 

ヒノエ島に無限に湧く鬼の原因を突き止めるという大きな目的、その原因となっていたのが、オオミズチでした。

オオミズチ、漢字で書くと大龍となります。

その字の通りの容姿で、三つ首の龍

サクナヒメの両親をも腹におさめた、厄介な怨嗟の龍です。

「アクションに慣れてきた」と思っていた私に立ちふさがった大きな壁でした、オオミズチ。

ま、ラスボスなので簡単に倒せるわけないんですけど。

オオミズチ戦で新たな羽衣の能力が解放して、それを上手く使いこなして倒すというのがラスボス戦の流れだと思うんですけど、これ掴むのに時間がかかってしまって…。

ここら辺は、アクションゲームに慣れている方ならすぐに気づいてコツを掴むんでしょうね。

私は1回敗北し、2度目のチャレンジの首3つ目でやっと羽衣の原理を理解した。

というのも、敵の攻撃をガード&吸収して反撃に用いるというモノなんですけど、このガード&吸収が理解できていなくて。

あれって、敵の攻撃のエフェクトを吸ってるイメージなんだなぁってやっとわかった時には終わってました。

いやぁ、苦戦した。

ただ、装備品として敵を倒すと体力回復してくれる枝魂をつけていたので、これがかなりの大きな助けになりました。

大樹の骸と龍

さて、ラスボスのオオミズチが居たのがヒノエ島の地下の地下。

創世樹の根の骸がはびこる場所でした。

世界を創り、神様を創り、すべてを司る創世樹。

その根の骸が無限に湧き出る鬼やオオミズチの力の源にもなっていたわけです。

根の国とか言いますけど、多分そういうイメージだよね。

昏い世界に住まうオオミズチ。

ひたすらに怨念を抱えて、力を手に入れてもそれが晴れないと言っていました。

鬼たちにも言えることですが、全てが悪というキャラクターではないんですよね。

人々のマイナスな感情が吹き溜まりのように集まった島に発生してしまったモノ。

どこか悲しさを感じさせます。

鬼たちにも言えることですが、輪廻転生の途中のような印象が強く残りました。

話の中でも、鬼の姿からただの兎の姿に転生したものが居ましたよね。

俗世と言ったら違うかもしれないけれども、執着や恨みつらみから離れることが出来たことで、「純粋な存在に転じることができたのかな?」と。

あのオオミズチもどこかでそのような変化を受け入れたのではないでしょうか?

あの世界がある限り、オオミズチのようなモノが再び現れる可能性も消えないわけですが。

でも、あの彼は救われたと思いたい。

みんなの行く先

ヒノエ島で一緒に暮らしてきた仲間たち、オオミズチを討伐して戻るとそれぞれの話に軽く触れられますね。

麓の世に戻った者も居れば、島に残って神になった者も居る。

なんというか、この別れがとても悲しく、それでも「そうあるべき」と思えるものでした。

麓の世に戻ったミルテ、きんた、かいまるの3人と島に残った田右衛門とゆいの2人。

サクナも天界には戻らず、島で米作りに励んだようなので、島に残ったメンバーになりますが。

麓の世に戻ったメンバーの中では、やはりミルテが1番印象深いです。

彼女は明確に信奉している神様が居て、宗教があって。

ただ、自分の信じる神様が全てではないという、懐の深さも持ち合わせた人物です。

麓に戻ってから、本来の目的であるフォロモス教の布教をしつつ、書物を沢山書いたそう。

私は特定の宗教を強く信心しているわけではないので明確に言えることではありませんが、ミルテのような人物の話ならば聞いてみたいと思うし、その神様を信じてみようとも思える気がします。

それは、「多角的な話をしてくれる人物だから」というのが大きな理由ですが。

私は「人間の数だけ信じる神様が居る」と考えている人間なので、余計にそう思うのかも。

一神教で主と呼ばれる存在は唯一だとしていても、その存在をどう認識しているかって人それぞれだし。

共通認識でみんな同じなら、いくつも派生した宗教なんて生まれないだろうと思ってしまうので…。

話が逸れましたが、麓の世はミルテの布教や知識で、「物質的ではない面でも豊かになったのかな?」と想像が出来て嬉しかったです。

島に残った2人、どちらも神様になったようですね。

田右衛門に関しては、豊穣神の1人に。

ゆいは機織りの女神様になったそうです。

田右衛門のあの性格ってとても農耕的だなぁって思っていて、しかもあの丸い体型も相まって、とても豊穣感があるよね。

ゆいは美しい女神になったようで、求婚に来る神をサクナヒメが蹴散らしているそうです。

機織りの女神様ってみんな美人なイメージがあるんだけど、なんでだろう?

そもそも彼女は人ですらないんですけど…。

機織りとか鶴とか、天の川の織姫と彦星の話にも通ずるところがありますね。

可愛い神様たち

ラスボス戦に至る前に、ヒノエ島で祭を開催します。

そこには都から幾柱もの神様がやって来て。

この神様のデザインがとても好きでした。沢山スクショしてしまった。

深掘りしたい、リピート希望

ストーリーとしては完結した天穂のサクナヒメ。

ただ、祭前に戻って遊び続けることは出来ます。

米作りを極めたり、探索を深めたり、出来る事はたくさん残っているんですよね。

クリア後の解放要素もあるみたいなので、まだまだ遊べる。

こちらは変わらず続けていこうと思っています。

ただ、もう1回最初から遊び直したい気持ちもあります。

もっとちゃんとストーリーとか世界観を噛み砕きたい。

今回ちゃんとプレイしなおして、クリアして、本当に良かったなぁって思ってます。

今までこういう世界観で1番の良作ゲームだと思っていたのが大神なのですが、それに並ぶ良い作品だったと思います。

何度も遊びたいゲームですね。

 

ストーリーの中で明確にならなかった都に居る怪しい動きをしている存在や、ココロワの騒動も気になるので、そういうところからこの世界観での続編が出てくれたらそれはそれで嬉しい。

 

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