さて、前回とってもがっかりして終わったどうする家康。
第25話の感想雑記です。
Wikiを見ながらの鑑賞でした。
母と子と、
一応、歴史の上では家康が自害を命じたことになっている瀬名と信康。
ここら辺は色々と意見やら考察やらあるようですが、それは一旦置いておくとして。
ドラマでは2人を生かすために家康が策を講じ、どうにか逃がそうとしてました。
これは、このドラマで描かれてきた家康像としてはとても自然な流れでしょう。
結果としてその策は失敗に終わるのですが。
家康が2人を想う気持ちは、家臣たちも痛いほどにわかっているからこそ、誰も反対せず協力にまわって動いていた。
それらを失策させたのは、当の本人たちで。
母は子を想い、子は母を想い。
お互いに逃げ延びることはないだろうと分かっていたから、自害の選択をしたんですよね。
そんな、今回。
少し前からずっとしんどい思いをしているのは、信康の側近くで仕え続けた平岩新吉(七之助)ではないでしょうか…。
水野の叔父上を切った時も、信康の心が壊れて坊主を切り殺した時も。
ドラマを見ていて、彼の心の方が心配になるくらいの展開が多かったですが、今回はまさにそのピークというかなんというか。
信康は自分の携えていた刀で自らを刺したわけですからね。
その身を抱き抱えて半蔵とやり取りをする場面は、辛かったなぁ。
信康の岡崎での姿ってドラマではあまり描かれていませんよね。
あくまで主人公は家康であって、息子であったとしても近くに居ないので見えてこない。
だからこそ、視聴者の想像で岡崎の生活を作り出すしかないのですが。
それ故に、あの七之助の姿を見てしまうと、信康との関係性や岡崎での生活の様が想像されて辛くなる。
個人的には今回のお話で1番のキーだったように思います。
女性様々
瀬名の自害の様を見ながら、Wikiをつらつら彷徨っていた私。
というのも、ドラマを見てその他の女性たちの人生が気になってしまったんです。
まずは、五徳。
信康に「岡崎殿と呼ばれたい」とお願いをしていた彼女。
この先も長く生きていくようです。
ま、史実だと信康との不仲が有名なようですが…。
でも、結果としてその後誰かに嫁ぐこともなく生涯を終えているようなので、信康へのお願いもドラマ内でその想いのままに叶えられることになりそうです。
ここら辺は、史実的には信長の天下になりかけているし、わざわざ娘をまた他の誰かに嫁がせて基盤作りとか仲を取り持つみたいな必要性がなかったからなのだろうと想像しますが。
ちなみに、娘2人はこの後家康に託されるようです。
さらにその娘(家康からしたら孫娘)の1人は、忠勝の息子のお嫁さんになるそうで。
大事に大事に育ててもらっていたんだろうなぁと想像できて、ちょっと救われた。
次に、家康の側室の1人である於愛。
彼女は後の徳川秀忠を産む人物とのことですが、思いの外早くに亡くなってしまうみたい。
家康の側室として長く務めるのはどうやらお葉らしく、家康が江戸城に入城した際にもついて行ったそうです。
それでも、家康よりも早くに亡くなってしまっているようですが。
一般的に女性の方が男性よりも長生きすると言われますが、家康の場合は側にいた女性にどんどんと置いていかれる人生だったようですね。
…家康自身が健康オタクで長生きだったことは省きますけども。
家康、覚醒?
次回予告で「化けた」と言われていた家康。
見た目ももちろんですが、色々と変化をしたらしい。
ここら辺から狸ジジイ的な要素が出てくるのでしょうか?
だとしたら面白いなぁと私は思っています。
とんでもない喪失を経て、どの様に化けたのか…。
次回が楽しみです。
あ、個人的にとっても残念だったのが、忠勝のポニテも終了していたこと。
仕方ないんだけれどもね…。
長髪のイケメンが好きなもので…。
「大人になってしまったのね…」と嘆かずにはいられませんでした。