
どうする家康第33回、『裏切り者』とタイトルの付いた回で注目される人物は石川数正でしたが、私の視点は色々と散ってしまっていて。
もちろん数正は気になったけれども、それ以上に気になる人物が2人。
これからどうなっていくんだろうね?
とりあえず振り返りをと思って公式サイトのあらすじを読んでみたのですが、なんだか印象が違いました。
実際にドラマを見て私が受け取った感覚と、あのあらすじの文字から受けた感覚の差はなんだろう…?
さて、石川数正。
徳川勢で唯一真実を見ている人ですよね。
秀吉と彼が治める大阪の地がどのようなものであるかを知っていて、だからこそ家康に対して秀吉の下につくように進言していて。
数正の姿を見ていて思ったのは、知りたくない事を知ってしまった人間の苦悩でした。
彼だって「あの秀吉」に頭を下げたくなんてないだろうけど、それをしなくては徳川も三河も終わることが感じられてしまっていて…。
なんて切ない人物なんでしょうか。
家康との最後のやり取りは本当に悲しかったです。
どれだけ自身が言葉を尽くしても家康の心は変えられないと悟ったからこそ、ああやって振る舞って。
「常に殿の傍に在る」という言葉、家康に届いたでしょうか?
秀吉の居城、大阪城ってことでいいんですよね?
あのなんとも言えず暗い廊下が秀吉をよく表しているように感じました。
外見は派手で明るくしていても、中身は真っ暗っていう。
あの廊下を不安そうに歩く鍋さんの表情も、切ないものがありました。
気になる2人
さて、ここからはとても気になってしまった2人について書いてみたいと思います。
まず1人目は、豊臣秀長。秀吉の弟です。
そもそもの歴史が詳しくないのでいつもの如くwiki先生で調べてみたところ、ドラマで描かれているような感じの方だったらしい、と解釈しました。
秀長がもっと長く生きていれば、豊臣の世は長く続いただろうと言われていたほどには優秀な方だったらしいです。
全国の大名たちの統制をしたり、自身が治める領地の内政も上手くやっていたり、人とのバランスをとったり飴と鞭的な判断が上手い方だったのかな?とwikiを読みながら感じました。
史実でも、秀吉に対して進言が出来る重要な人物だったようです。
秀吉も自身の右腕としてかなり重用していた弟の秀長。
ドラマでは秀吉がとても気持ち悪い(誉めてる)人間で、中の闇が漏れ出ているようにも感じますが、秀長はあまりそういった要素を感じません。
いつもニコニコ穏やかな表情で。
腹の内でなにを考えているのかは正直分からないところもありますが、もし秀吉と同じように暗闇を抱えているのだとしたら、秀吉よりもかなりな大物ですよね。
正直あのドラマの秀吉が安定した天下統治って難しそうだなって思ってしまうのですが、秀長がきっともの凄く頑張るんだろうなぁとか勝手に想像してしまう。
さて、私の中で好感度高めの秀長の次に気になったのが寧々。
秀吉の奥さんですね。
なんというか、私の中では賢い女性で、秀吉の暴走を少し高い視点から見ているイメージの人物なのですが。
今回出てきた感じ、なんか秀吉と同じ匂いがする…。
私の中のイメージにある寧々像と一致しなかったので、気になってしまったキャラですね。
あの秀吉と二人三脚で歩いている、そういう印象を受けた寧々。
数正の奥方へと櫛を渡したりしていましたが、あれも全て計算の内という感じがしました。
そもそも訛り全開の話し方も、計算の内だよね、きっと…。
新たな気持ち悪いキャラ(誉めてる)の登場だなぁって感じてしまった。
さて、次回
次回予告を見た感じ、女性がキーになるお話っぽいですね。
秀吉の元から旭がやって来るようですし、数正の妻である鍋も気になる。
楽しみではあるのですが、どこか怖いもの見たさを含むような感覚になるので、素直にワクワクして待てないのがなんとも言えず…。
どうなるんだろうね、本当。
