オープニングの映像が変わっていたどうする家康。
公式HPトップの家康の写真も変化していて、いよいよ…という感覚もしますが、もう9月なんだよねぇ。
そんな久しぶりのどうする家康、ドラマを見つつ時計が気になってしまう回でした。
苦手意識さく裂。
秀吉。
家康がなかなか上洛をしないため、人質として差し出されたのが秀吉の母である仲。
日ノ本いちの孝行息子と秀吉を称えられ、悲しい顔をしていたのが印象的です。
傍から見れば出世して天下を取った息子は立派な存在。
でも、母親である彼女の視点では、それがとても恐ろしく見えていて…。
ここのギャップがとてもリアルだなぁって感じてしまいました。
「化け物を産んでしまったのかもしれない…」という後悔や恐れのような感情、その根底には悲しみもあるのでしょうね。
秀吉が、人たらしのまま、へらへらした男のままで天下を取っていれば、彼女もここまで追いつめられることは無かったのだろうと思いますが。
あの変貌ぶりを見てしまうと、ただただ恐ろしいモノに感じてしまうのはよく分かります。
弟の秀長でさえも、表情が消えるような…。
そもそも腹の底が見えない人物だと感じていた秀吉。
既に化け物と化した男は、この先どこへ行き、どのように成っていくのでしょうか…?
人物相関図
毎度のことながらこの記事を書くためにHPを見返していまして、登場人物のページを見てみたら、変化していました。
江や千姫、阿茶局などなど、追加されていた登場人物。
その中でやっぱり気になるのは淀殿(茶々)ですね。
シルエットで表記されていて、演じる役者さんが分からない…。
ずっと言われていたことですが、やっぱり北川景子さんが戻って来られるのでしょうか?
最終的に家康の敵として立ちはだかる存在、ラスボス的な立ち位置なわけで。
化け物と化した秀吉を上手く操作する人物としても、やっぱり納得できる方と言ったら北川さんが浮かんでしまいます。
再びドラマで北川さんのお姿が見られるとしたら、とても楽しみです。
が、その一方で、お市様の良い思い出が淀殿に書き換わる恐れもあり…。
お市様ファンとしては、ちょっと複雑かも。
年齢の問題
大河ドラマで毎回思うのが、年齢のこと。
忠勝の娘である稲が登場してきて、よりそれを感じてしまいまして…。
あと、真田昌幸を演じられている佐藤浩市さんとか…。
家康と三成も年齢差が当然あるわけでして。
でも、演じられている中の人(役者さん)としては差が無い。
お話の流れとして1話から見続けていれば、身に着けている物などの変化を含めて歳をとっていることが感じられます。
が、それってその人1人を追いかけている視点であって。
複数人が絡んでくると、どうしても無理が生じてしまう部分でもあったりする。
多分、家康と昌幸ってそこまで年齢差はないハズで…。
でも、中の人的に差が出てしまうからよく分からないことになる。
忠勝の娘が既にあんなに大きなお嬢さんっていうのも、違和感を感じてしまうのは、ソレのせい。
仕方ないと分かっていても、難しいポイントですよねぇ。
次回予告
次回予告では懐かしい顔がちらほらと見られましたね。
於愛さんにスポットが当たりそうなので、それもとても楽しみ。
多分、そろそろ於愛さんともお別れだろうし…。
ここまでドラマを見てきて思うのは、大局を描くお話よりも個人的な人との繋がりみたいな小さな物語の方が私は好みだということ。
今回の35話は個人的にはあんまり刺さらなくて、ちらちら時計を見ては「あと何分」と気にしてしまっていました。
そのため、多分次回は好みの内容なのだろうと想像してワクワクしています。
大きいところよりも細かい部分が気になってしまうのは、性格なのでしょう…。
旭姫の髪が赤茶けているのは、長らく畑仕事とか頑張っていたからなんだろうなぁとか。
家康たちが浜松の民にお礼に出向いた先、悪い噂を流したお婆さんたちに「笑い話にしてくれ」と伝える姿は、直政が家康に仕官した動機のひとつで。
民を笑顔にさせることのできる主の姿は、なんだかうるっと来ました。
そういうことを考えながら見ているので、大局の話ってあんまり私にはヒットしないんですよね。
なぜ秀吉が大勢の前であんなに大根芝居を打ったのかは、ひたすら謎ですけど。
普段はあんなに上手く化けるのに、わざわざ大根になる必要あったのかな…?
とりあえず次回が楽しみなので、それでヨシとしたい35話でした。