砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

【どうする家康】最終回の感想雑記

ついに最終回を迎えたどうする家康。

神の君は本当に神様になってしまいました。

とりあえず、1年間完走できた自分を褒めつつ、ふりかえりの感想雑記です。

オツカレ!

神の君

家康の周りにはいつでも彼を理解してくれる人たちが居る…それが1年を通して何度も何度も濃く描かれてきたと思います。

信長や秀吉との大きな差であり、家康が天下泰平を成し遂げることが出来た大きな要因の1つなのでしょう。

しかし、そんな家康でも晩年はとても孤独と近かった。

阿茶局以外に家康の身の回りの世話をしたがる人物が現れない…という状態で。

偉大な神の君のご機嫌を損ねたら…っていう、勝手なイメージや想像によって、家康という人物が作られていく。

後世に語り継ぐ物語を作っている場面がありましたが、亡くなる前からあの状態に置かれているのは、阿茶局の視点から見ればとても悲しいものがありますよね。

家康という人を知っている者からすれば、家族や身近な家臣に囲まれてワイワイしている姿が似合う人なのに。

個人的には、きちんと家康の孤独を描いてくれたのは嬉しかったです。

信長や秀吉とは違った孤独。

でも、天辺に立つということはそういうことなのだと分からせてくれた感じが好みでした。

家康自身が変化したように、周囲も変化をするっていうことの現れでもあったように思います。

メイクと衣装と

前回から思っていたのですが、というかこれはドラマを通じてずっと思っていたことではあるのですが、メイクの力にかなり頼っている作品でしたね。

老いを表現するとか、そういうことではなく…。

乱世の亡霊である秀頼の顔、前回の終わり頃から明らかにソレを意識したメイクでした。

最終回ではより分かりやすく、顔色は悪いし目は窪んでるし…。

とってもわかりやすく表現されていましたが、好みが分かれそうだなぁと思いました。

個人的には、あんまり好きじゃなかった。

もちろん、亡霊という立ち位置に置いているので、そもそも作品の中での扱いがそういう感じなんでしょうけど。

普通にただの人として描いて終わらせればよかったのになーって思ってます。

キャラ付けをしたかったのかな?って思わなくもないけどね…。

あと、メイクで分かりやすかったのは千姫

茶々と同じゴッテゴテの真っ赤な口紅をしてましたね。

着物もそうですけど、完全に豊臣に染まったということが見て分かる変化。

秀頼もこの程度の変化に留めておけば良かったのになーと、ドラマを見ながら考えてしまいました。

衣装がその人物を表すというのは、大河ドラマだとあるあるですよね。

キャラクターごとにテーマカラーがあったり、衣装の傾向があったり。

豊臣勢のあのゴテゴテと徳川勢のナチュラル系統の対比なんかは面白かったですけど。

やりすぎは興ざめする。

幸せに、

最終回だし、泣きポイントが用意されているのは想像がつきました。

鯉の話から終わりの思い出への繋がりは面白かったし、変貌してしまった家康という人物が本来の姿に戻って終わるという物語としても、綺麗だと思います。

ただ、私の中で1番グッと来たのは、秀忠とのやり取り。

「秀頼へ死を申し付ける」の、あの場面です。

前回から今回までの時間の中で、秀忠自身の成長も感じられただけでなく、親子の絆がきちんと深く結ばれていることに泣きそうになりました。

大阪城に大砲打ち込んでいたあの時の秀忠を見ていて、家康と距離が離れてしまうのが私としては1番しんどいなって思っていたので。

秀忠が家康の心を分かってくれたのだな、と思えたのが嬉しかったです。

ここのシーンを見れただけで、最終回の価値はあったと思ってる。

 

コメントへ感謝。

さて、最後になりますが前回の感想雑記へもコメントを頂いていました。

こちらでお礼をお伝えします。

私がひたすら謎と言っていた大野治長の存在について、茶々と幼馴染であると教えていただきました。

人物相関図を見ると、彼の母親である大蔵卿局が茶々の乳母であるということは分かるのですが、そこからの繋がりで幼馴染というところまで想像が出来てませんでした、私。

同性だとそういう関係値ってあるあるだな、って思ったんですけど…なんでか全然思いつかなかった。

沢山ドラマを楽しむためのヒントを頂けました。

ありがとうございます!

 

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