感想雑記のプレッシャーが薄れたところ、純粋に楽しめた光る君へ第6話。
印象的だったのは、まひろの父為時の表情です。
ということで、私が気になったことを書き連ねる感想雑記。
のんびり書くよ。
娘と父
まひろとの距離を埋められないまま6年ほど経ってしまっていた為時。
彼の視点からしてみると分からないなりに、娘が苦しんでいるというところから、左大臣家の勉強会には行かなくてよいと言ってくれます。
出世やそれに関する根回しなどが得意ではない為時。
彼自身もそういった面が得意ではないと自覚していたのでしょうし、一時でも野心に娘を利用したことを後悔していたのでしょう。と思いたい。
しかし、為時の言葉にまひろは「父の役に立ちたい」という言葉を返します。
あの時の、あの言葉を聞いた為時の表情が本当に印象的でした。
まひろとの埋まらない溝が少し埋まった感覚がしただろうし、優秀さを改めて実感した喜びもあっただろうし…。
自身の頭脳の良さをしっかり受け継いでくれているというのは、親としては嬉しかったんじゃないだろうか。
幼い頃は父の事が大好きな娘だったわけだしね。
趣味や好きな事を共有できる親子って、ある種特別な絆があるように感じます。
多分、この2人はちやはの件が無ければそういった絆をもっと深めてこられた親子だと思うんです。
やっとその1つの道に2人が足を乗せたのかな?と感じられました。
「お前が男であったなら…」というのも、為時からの本当に嫌味の無い誉め言葉だと私は受け取りました。
弟のバランス
今までも「現代っぽい」表現が注目されていた光る君へ。
先週は「帰るのかよ」という直秀の言葉が分かりやすくソレでしたが、今週は「無理無理~」という惟規の言葉がとても良いアクセントでした。
今作が平安時代を舞台にした大河ドラマであるという点で、勝手にとっつきにくさのようなものを感じていた人も少なからずいるのだろうと想像します。
私はそうだった。
でも、思いのほか楽しく見れているのは、こういった程よい崩しのバランスなのではないかな?と感じました。
緊張感のある流れのなかでふっと息抜きが出来るような、そういったポイントがあると見やすいし、感情移入がしやすくもなりますよね。
ききょう、とは?
さて、今回からいよいよ登場した清少納言/ききょうさん。
まひろとは対照的にハツラツとしたお嬢さんでした。
彼女も現状本名が分かっていない人物なので、ききょうというのもこの作品の為に考えられた名前ですよね。
万葉集でも読まれたり、秋の季語でもある桔梗の花。
桔梗紋といえば、明智が思い浮かびます。
また、安倍晴明が使用していた五芒星が桔梗印と呼ばれていたらしく、そちらの方が今作的には関わりを考える上ではヒントになる、やも…?
ちなみに桔梗の花言葉は『変わらぬ愛』『清楚』『誠実』『気品』など。
演じられているファーストサマーウイカさんのお姿からとっても可愛らしい女性なのだろうと想像してしまうので、私的にはききょうというちょっとキツめなイメージがある花の名前がついていることが大きな意味を持つように感じてしまっています。
勝手に想像を膨らませているだけと言えば、それまでですが…。
少なくとも現状出てきている女性のなかではかなり興味の湧いている人物なので、これからも楽しみ。
のんびり、雑記
感想雑記のプレッシャーが無い故かわかりませんが、今回はドラマを見ていて色々と気になる点があり面白かったです。
そもそもドラマってそれくらいの気軽さで見る物ですよね…。
次回以降も書けたら書くの精神で、楽しんでいこうと思います。