今回の光る君へはひたすら怖い女の人たちのオンパレードだったように思います。
なんていうか、ねぇ…。
ある意味源氏物語っぽい回だったのかもしれないなぁとも思うのですが。
このままそういう方向性に行くのだとしたら、私は辛いかも…。
怖い女たち
怖い女たち、「詮子に明子に倫子の恐怖…!」って感じでしょうか。
この中で一番理解しやすいのは、明子だったと思います。
一応物語の中では、藤原家(兼家?)のせいで父が不遇な扱いを受け、その恨みを晴らしたいという想いがある女性。
彼女に関しては、とても真っ当な感覚だと私は思っています。
憎い相手が居たら、恨むしそれを晴らそうというのは、この時代ならより自然な思考回路かな、と。
「自分の身がどうなっても構わない」と言うようなことを言っていたし、道長と一緒になっても幸せになれないという想定でもいるのでしょう。
藤原家の男に優しくされる理由が無いわけですから、ないがしろにされて不遇な扱いを受けるだろうという想像も、ごく自然なものかと思います。
ただHPの人物紹介を見るとこの後『まひろの存在に鬱屈が溜まっていく』と書かれていたので、この先少なからず道長には好意は寄せるのでしょうね。
さて、詮子。
こちらはどんどん兼家に似ていきますね。
回が進むごとにと言ったら良いのか、なんというか…。
当初は比較的高感度高めな人物だったので、今の感じにガッカリしてます、正直。
「うわぁ…」っていう。
ただ今回の3名の中で断トツで苦手なのは倫子。
彼女に関してはずーっと理解できないままなので、そのまま恐怖だけが積み重なっていく感覚です。
明子もこれから彼女たちのような恐ろしさを纏っていくのでしょうか。
ずっと今のままではないのだろうとは思うんですけど、できれば彼女たちとは距離を取ったところで凛と立っていて欲しいなぁ。
可愛い子
今回の個人的救いは弟の惟規とさわの2人だったように思います。
相変わらず姉想いの弟と、可愛いさわさん。
お似合いのふたりに見えましたが、これからどうなっていくのでしょうか?
さわって紫の上みたいですよね。
なんとなくドラマを見ていてそんな感じがしまして。
源氏物語の作者の紫式部であるまひろとしては、やっぱり作品に人生経験など反映されるだろうし、登場人物にはそれなりにモデルとか参考にした人達が居たんだろうと想像できます。
そうなると、紫の上のモデルはさわになるのではないかな~って。
あれだけ純粋にかわいい女性って今のところ彼女くらいしか登場していないように感じます…。
いち視聴者の呟き
源氏物語とかああいうドロッと系の話を元々あまり好まない質なので、できればドラマ自体もそういう方向性には進んでほしくないと思ってしまいます。
ただ、道長の周りの女性を始めとしてそのドロッとモヤっとがこれからもっと濃く広がっていくことが想像出来てしまうので、ドラマを見る気持ちが重くなるんですよねぇ。
「面白いんだけどね…」っていう。
言い切れないもどかしさがあるよねぇ。