
週1くらいで祖母の家に遊びに行きたいなぁと思っている私。
人生で初めての一人暮らしを謳歌している祖母ですが、今年で米寿になるのです。
だから、孫としては気になるんだよね。
写真or1000円
祖母、今年の6月で米寿になります。
つまり、88歳になる。
祖母が住んでいる地域では、米寿になるとお祝いとして記念の写真撮影か、1000円分の商品券がプレゼントされます。
事前にお電話で役所の人からその案内をされた際に、祖母は「気持ち悪いから写真は撮らない」と返事をしたそうです。
気持ち悪いというのは、具合が悪いということではなく、撮られた写真を持つ(見る)のが気持ちが悪いと祖母自身が思っているから。
一旦はそう言って写真を断ったらしいのですが、6月末頃にお役所のお偉いさんがお祝いに家に来てくれるそうでして。
その際に、写真を撮った方には、額縁に入った写真を持ってきてくださって、商品券を選んだ方には商品券を持ってきてくれるとのこと。
これを聞いて、「ただ商品券の為だけに家に来てもらうのは申し訳ない」と思ったらしく、写真撮影を選んだ祖母。
バストアップの写真か、上半身を入れた写真かを選べるらしく、なるべく顔は小さく体を入れて撮ってもらうことにしたそうです。
写真撮影には、写真館に行かなくてはいけないので、後日私が足係として祖母にくっついて写真館に行ってきます。
「婆さんの写真なんて…」と祖母は難しい顔。
人によっては、遺影用に撮影しておく方も居るみたいです。
用途はどうあれ、綺麗な洋服を着てお化粧とかするのって大事なのではないかな?と私は思ってます。
お婆さんであっても、お洒落をするのはきっと楽しいはず。
日々の生活の中では「面倒」っていう方が勝るかもしれませんが、だからこそのこういうイベントなのかなと。
ということで、写真撮影の日にはメイク道具をいくつか持参して祖母の元へ行こうと思っています。
アイシャドウで目元キラキラさせるだけでも違うと思うんだよね。
通院と薬剤師さんと
祖母が一人暮らしになってから、出来れば毎週会いに行きたいなぁと思っている私。
特別な用事が無くても、スーパーに買い物に行くとか、月に1回の通院とか、細々したものってあるんです。
30分くらいなら歩いて出かけるくらいの体力がある祖母。
でも、やっぱり足係になる私が居れば、色々と便利です。
かかりつけの病院にも行こうと思えば歩いて行けるのでしょうけど、往復1時間は大変だからねぇ。
かかりつけの病院とその病院に併設している薬局、過去に私もお世話になったことがある場所でもあります。
先生とは「一人暮らしになったのだから温泉にでも行ったらどうか?」というお話をしたりしているみたい。
「友達でも誘って」と言った先生に、「この歳になると友達は居ない」と返したらしいですけど。
「歳を考えちゃいけない」というのが、先生の最終回答だったみたい。
処方箋を貰って向かうお隣の薬局では、とても熱心な薬剤師さんが祖母とお話をしてくれます。
「最近どう?」的な会話の始まりから、色々と生活に関して気にしてくれたり、「困った時には行政に頼るのも手だよ」と言ってくれたり。
祖母は年齢の割には元気な方なので、自分で食事の支度もするし、生活の中で困ることはありません。
しいて言うなら、出かける際に運転が出来ないので範囲が限られるということくらい。
「スーパーのお惣菜は飽きた」と言って、「自分で煮物とか作っているのだ」という話をして、薬剤師さんには「それなら安心だね」と言われていました。
長話をしてくれる薬剤師さん、私はとても信頼しています。
それと同時に、とても有難い存在だなぁとも思ってます。
ササっと用事を済ませてしまいたい人も居るでしょうけれども、高齢者の一人暮らしだと知っていて、積極的に気にしてもらえるのは、本当に有難いのです。
田舎ならではなのかな?
元気が一番
祖母は内職をしつつ、庭で色々と野菜を育てたりもしています。
日々アクティブに動いている人で、「私よりも活動量が多いのでは?」と思うくらい。
つい先日も、蜜柑の木にかけたネットの中で蛇が絡まっていたらしく、「蛇は嫌いだけども命にかかわることだから」と、ネットを切って蛇を助けてあげたらしいです。
いつか蛇も祖母に恩返しに来てくれることでしょう。
庭で猫に捕食されていなければ、の話ですが…。
元気な祖母と長く時間を過ごしたいのは、私の方なのだというのはよく理解しています。
もちろん、体調とか急な怪我とか、そういうことの不安が無いわけではありませんが。
どちらにせよ、週に1回くらいは顔を合わせておきたい孫なのです。
