読んでいた本で面白い物があったので、それについて書いてみたい本日。
『マインドフルネス』について、どのようなイメージを持たれていますか?
瞑想とか呼吸とか、難しいモノだと思っている私。
「それを日常生活に取り入れるなんて…」って思っているのですが、本を読んでみてちょっとだけハードルが低く感じられました。
「できるかも」って、大事。
『マインドフルネス』とは?
マインドフルネスって聞いたことはあるけれども、意味とか定義ってよく分かっていません、私。
そんな私が手に取ってみたのが、この『がんばりすぎない休み方』という本。
この本の冒頭で、マインドフルネスについて「今この瞬間に注意を向けた状態のこと」と触れられています。
今この瞬間に注意を向けると、心が休まる…。
なかなかこの文章だけでは理解が難しいなぁと私は思うのですが、でも、これが大事らしいのです。
そして、このマインドフルネスの実践として挙げられるのが、瞑想。
YouTubeなどでも瞑想用のヒーリングミュージック動画とかあるし、瞑想用のアプリもありますよね。
私も一時期チャレンジしてみたことがあるのですが、上手くできず、続かないままに自然消滅していったモノです。
思考は止まらん
瞑想、呼吸にのみ意識を向けて数分暗闇の世界に居る…そういうモノだと思うのですが、これが本当に出来ない。
「何も考えないってこんなにも難しいものか…」と思い知ったものです。
さらに言うと、この何も考えないという状態がとてもつまらない。
ただ呼吸に意識を向けるっていうだけの時間が、たとえ5分でも3分でも、私にはとんでもなくつまらない時間になってしまうんです。
そんなわけで、いわゆる瞑想ってモノが超苦手なんです、私。
日常の中のマインドフルネス
瞑想に対して大きな苦手意識を持っている私がマインドフルネスに関しての本を読んでみての素直な感想は、「出来そうなものもある」でした。
本の中ではいくつもの日常で行えるマインドフルネスを紹介してくれています。
それらは「出来そう」と思えるものもあれば「無理だと思う」というようなものもある。
それから、既に行っているものもあったりしました。
そんな、マインドフルネス。
私が出来そうと思ったものは、どれも自分に対してのものです。
逆に無理っぽそうと思ったものは、他者へのもの。
本の中で折に触れて仏教、禅仏教の話や修行の話が出てくるのですが、要はそういう領域の話になると、正直私は無理だなって思ってしまうんです。
素直な感想って、そんなもん。
出来そうな、マインドフルネス
さて、本を読んでいて私が「出来そうだな」と思ったマインドフルネス行動について、いくつか書き出してみようと思います。
チョコレート1粒を味わう
間食に関しては割と否定的。
また、食事に関しても「本当にお腹が空いたら食べましょう」的なことが本で書かれているのですが、そういういくつかの章の中で私が出来そうだと感じたのが、コレ。
チョコを口の中に入れて、じんわりと溶かして余韻の終わりまで楽しむ。
これが、マインドフルネスの1つになるのだそうです。
他の事は一切考えず、チョコレートにだけ意識を向けましょうって事だと思うのですが。
基本的に1人の時間が多い人間なので、誰にも邪魔されずチョコの美味しさだけに集中する時間を作ることは簡単です。
その方が美味しいチョコをより美味しく感じられるというのも分かる。
小さな幸せを感じられる行動だと思います。
水分補給は両手で行う
チョコにも通じる部分があると思われるこの行動も、出来そうに思えたものの1つです。
お茶やお湯など飲むことが多く、いつも傍らにはマグカップがあります。
水分補給の際は、そのマグカップをきちんと両手で持って、ひと口に意識を向けるというもの。
ペットボトルの場合は、蓋を開けて~蓋を閉めるまでの動作全てに意識を向けると書かれていました。
ただの水分補給じゃなくて、一瞬でも休憩感を出すのが良い効果を感じるためのポイントなのかなーと。
緑に触れる
これに関してはすでに行っていたことですが、植物に触れるというのもマインドフルネスなのだそうです。
この、触れるというのは実際に手を伸ばして触れるということだけでなく、じっくりその植物を観察してみることも含まれる。
観葉植物の日々の変化など感じて楽しんでいる私としては、大事な癒しの時間でもあり、これが心の休息に繋がると言うのはとてもよく分かる。
間をあけてみる
本には沢山のマインドフルネス行動が紹介されています。
出来そうな物からやってみるっていう事を考えると、例が沢山並んでいるのってとっても大事ですよね。
本を読んでいて思ったのは、「生活の中の間が大事なのかな?」ということ。
忙しかったりすると、その間が消えてしまう。
それを意図的に作り出すことで、「心を休めることに繋がるのではないか?」と感じました。
本自体もサクッと読める構成なので、もし興味が出たら手に取ってみてください。
私はわりと「これは無理じゃない?」とか、心の中で突っ込みつつ、面白く読みました。