砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

久しぶりに祖父に面会して疲れ果てたりなんだりです。

先日、かなり久しぶりに祖父に会いました。

特別養護老人ホームにてお世話になっている祖父ですが、どうしても本人必須の手続きがあり外出許可をいただいて出掛けてきたんです。

その用事には叔母さんも一緒に居てくれたので私1人でなかったというのは大きな救いでした。

が、超疲れた。

私は誰でしょう?

祖父、前回会ったのは昨年の夏ごろだったでしょうか…?秋だっけ?

とりあえず今年に入ってからは初の面会。

前回顔をあわせた段階で私のことは分かっていない様子でした。

で、今回改めて「私のこと分かる?」と聞いてみたのですが、「知らん」とのこと。想定内です。

ちなみに娘である叔母さんのこともふわっとした認識。

「家の顔をしてる」という反応だったので、なんとなーく身内かもしれないくらいの感覚なのでしょう。

何のために私たちと一緒に外出しているのかも、当然わかっていません。

認知症のおかげで会話はなんとも言えない感じですが、杖をついて歩けるので、やっぱり体は元気な祖父。

小さくはなっていましたが、相変わらずの祖父でした。

苦手なのは知っている

さて、そもそもなぜ祖父を外出させなくてはいけなかったかと言うと、祖母の遺産の関係の事務手続き。

たとえ認知症でも、施設に入所していても、寝たきりなどではない限りは本人の署名が必要なのだそうで…。このシステムに関しては色々と文句がありますけども。

祖父は彼の人生でそういった事柄に関わってこなかった人です。全て祖母がやってくれていた。

銀行にて手続きをしたのですが、とにかく書類の枚数が多い

その書類の小さい枠の中に名前やら住所やら書き込まなくてはならず。

「俺はこういうのは苦手だ」という祖父の言葉を何十回か聞き流しながら、なんとかサインをしてもらいました。

基本的に「何もしないで生きてきた人」というのが祖父への認識。

苦労は全て祖母が背負ってきたので、大変なことは何も知らないのです。

ま、本人的にはそんなことはないのでしょうけれど。

人生初であろう、銀行での書類へのサイン。

1時間もしないうちにその行為すら忘れてしまうのでしょうけれど、頑張っていただきました。

着地点は…?

祖父、祖母に関しては名前はしっかり覚えています。

一応奥さんだったというのも忘れてはいないようですが、「母ちゃん」と言ったり「姉さん」と言ったり。

祖母が亡くなった時には、顔を見て「お世話になったばあちゃん」と言っていたらしいので、間柄に関してはふわふわしてる。

そもそも祖父の中では自分は60歳くらいってことになってるっぽいので、自分より年上に見えた祖母にそういう言い方してしまうのは仕方ないのかもしれませんけど。

ちなみに同居していた時に私のことを「おばさん」とか言ったりもしてました。

これに関しては単純に嫌がらせだったのかも…とも思ってたりしますけど。

祖父の姿を見ていると、「こうなってしまうと無敵だな」と感じてしまいます。

本人的には大変な事もあるのでしょうけれどね…。

そんなわけで私の将来的な理想としては「可愛い」と言ってもらえるおばあちゃんになる事です。

歳を取れば人に面倒をかけてしまうことや、お世話にならなくてはいけないことって少なからず出てきますよね。

そうなった時に「仕方ないよね」って思ってもらえるような、そういうおばあちゃんになりたい。

だから単純かもしれないけれど、きちんとお礼を伝えたり、謝ったり、そういうことはしっかりしておきたいと思っています。

そういう小さい積み重ねが、いつか大きいモノになっていく…というのは、私の視点からの確定した感覚。

だって私は祖母が大好きで、祖母の介護だったら出来ると思っていた。

実際にどこまで動けたのかはわかりませんが、精神的な部分でできると思えていたし、そこには「今までお世話になったから」という感情もありました。

一方の祖父に関しては、介護なんて絶対にしたくないと思っています。

ありがたいことに施設に入所できたので、今は職員さんに本当に感謝している

これって、単純にその相手に対しての心象が大きいと思っています。

好きな人の役に立てるのは嬉しいけど、嫌いな人には関わりたくないっていう。

申し訳ないけれども、私の中では祖母の方が大事なので。

今は祖父と物理的に距離が出来ているのである程度冷静に向き合っていられますが、それでも数時間の接触でかなり疲れ果てました。

しばらく会う予定はないですが、それでいい気がしてる私です。

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