光る君へ第11話を見終えた感想は、「わからん!」でした。
なんというか、途中からまったく感情面でついて行けず、わからん頭のままドラマが終わった感覚です。
私の感覚がズレてるのかなぁ…。
「妾は嫌だ」
とりあえず吐き出したいので書きますが、まひろの考えが全く理解できず。
道長とのやり取りの中での「妾は嫌だ」というやつ。
そもそも宣孝との会話の中でそのことに触れて「嫌だ」と言っていましたが…。
妾って、いわゆる浮気相手とかって存在では無いわけですよね。
北の方(正妻)以外の、愛する女性のこと。
今の時代では理解しにくい部分があるのかもしれませんが、あの時代であればごく自然な事でした。
宣孝とのやり取りの中での「妾は嫌だ」というのは、まひろには道長という想い人がいるからこそ、そのように言っているのだと思っていました。
ただ、道長に対しても「妾は嫌だ」と言っていて…。
この時点で私は完全に置いてかれた。
まひろの言葉から想像するに、妾になってもいつかは北の方へ思いが向いてしまうだろう…というようなことを心配しているようでした。
だから、「妾は嫌だ」って。
これ、北の方であろうと想いなんてモノが揺れて動くことなんて変わらないわけで。
つまり、北の方でも妾でも変わらないですよね。
北の方であれば道長にずっと想い続けてもらえるって本当に思っているのだとしたら、まひろという人物が本当に分からなくなります。
「そもそも年齢いくつよ…?」って思ってますけど。
あまりにも幼稚すぎるなぁって感じてしまった。
家柄的にもどう考えても北の方になれないことは分かっていそうなのに。
それとも形だけだったとしても自分以外の女性を妻として道長が置くことが許せないってこと?
それを思考の上で分かっているなら、そう伝えないと道長は離れていくでしょうねぇ。
ドラマ内でも怒ってたけど。
「そりゃそうだろ」って思ったさ。
キャラクター、とくに主人公に感情移入できないとドラマ見続けるの辛くなるよね…。
藤原家の面々
天皇の即位式、高御座は「見たことあるヤツ~」って思いました。
が、その中に首が。
花山天皇の協力者が居るっていう認識で良いのでしょうか。
もしくは別の第三者(第三勢力)なのか…。
どちらにしても不思議ではないと思いますけど。
平安時代の穢れ問題って一大事だったんですよね。
だから、予定を決めたり合わせたりっていうのが、本当に大変だったらしい。
死の穢れが払われるまでの期間は屋敷から出てはいけない…みたいな決まりがあったらしく、もしもあの場で穢れているという情報が外に漏れた場合、即位式がもっと後にズレることになるわけで。
道長が拭って無かったことにしていましたが…。
彼というか藤原家の面々はそういう部分に関してわりと緩い(寛容というべきか?)ですよね。
だから裏で色々と動いて成りあがっていくわけですけど。
11話で人物として一番印象的だったのは、道兼でした。
「宴に呼ばれてない!」ってところね。
あれで父親にいいように納得させられて「さすが父上!」みたいになっている姿に「ばかなのかな?」と。
上手く使われている自覚が無いというのは、傍から見ると滑稽なんだよねぇ、ものすごく。
普通にしてれば凛としていていい男のハズなのに。
もの凄く残念なキャラクターだなぁ~と思ってしまう。