今回の光る君へ、なんというか「あるあるだなぁ~」という感覚で見ていました。
あと、道長って優しいなぁと。
前回よりも今回の方が母親という存在にフォーカスが当たっているように感じました。
あるある感
まひろと娘の賢子の関係性、現代でも通じるあるあるだと感じました。
まひろって今で言うと高学歴ママ。
良かれと思って自分の経験から娘の賢子にも勉強を教え込みますが、それが合わない…。
そもそも産まれた時からずっと教育を施そうと空回りしているまひろの姿が描かれていましたが、それが続いているって感じ。
親子でタイプが違うっていうのも、子育てのあるあるなのではないかと感じます。
まひろは幼い頃から学ぶことが楽しくて、その結果知識を持った女性になり、今に活かされている。
それは決して悪いことじゃないし、まひろが学問を娘に授けようという動機として働くのも自然なことだと思います。
でも、そもそも賢子はそこに興味が無い。
父親(道長)もあまりお勉強好きなタイプではなかっただろうし、そっちに似たのだろうと純粋に捉えることも出来ますが。
たとえ母の目から良いものと判断していても、子供からするとただの圧であり強制。
幼い子だからある程度道筋は親が作ってあげた方が…という考え方もあるのかもしれませんが、それと強制することはイコールではないですよね。
あと、文字の教え方も楽しくなさそうというか…。
以前に貧しい子に文字を教えていた時は、そもそも子供の方が望んで学んでいた。
だからまひろも楽しく教えていられたのだろうと思います。
そのベースがまひろの中に在るから、賢子の姿がやる気が無いように映っているのかもしれない。
サボっている、とか不真面目とか…。
賢子にとっては文字の練習よりおはじきで遊ぶ方が楽しいわけで。
それらのおまけで読み書きの練習をするならまだしも、まひろは一緒に遊ぶことをしてないですよねぇ。
紙に火をつけるのは悪いことですけど、そもそもの行動の問題がまひろにあるとしか思えないのであのシーンも何とも言えなかったなぁ。
親と子の価値観の違いって、近すぎるが故に気づきにくいのかもねぇ。
分かっていない
娘の彰子のために…と動いた倫子。
一条天皇に対して「帝の方から娘の視界に入って」なんてことを言っていました。
それって本当に彰子のためになるのでしょうか?
私には、ただただ世間知らずな人としか映らなかったです。
そもそも倫子が嫌いなので、かなり印象悪かった。
まず、あんな発言をすれば夫である道長の立場に影響がでる。
家に戻ってからなのか、夫婦で話しているシーンがありましたけど、道長が怒鳴ったり怒り散らさなかったのがただただすごいと思いました。
あと「いつも理解してくれない」と道長に対して文句を言っていましたが、そもそも倫子の方は道長を理解する努力をしてたの?っていう。
それに加えて、彰子への理解も大して出来てないんじゃない?とも思ってしまった。
仮に一条天皇が彰子の視界に入ってくれたとして、それを彰子は喜ぶでしょうか?
一条天皇が視界に入ったとして、彼女が思うような良い反応を返さなければ、一気に心象が悪くなる。
超肉食系の倫子は自分と彰子の違いを理解できてないよね…。
まひろと同じように倫子も視界の狭さが気になりました。
母と娘だから余計に揉めるのかなぁ…。
1週お休み
次回は放送がお休みとのこと。
道長がまひろを訪ねてきていましたが、果たしてどうなるんでしょう?
メタ的なことを言うならもう残り20話も無いわけですよね。
このドラマが何処までを描くのか不明ですが、彰子の元にまだ仕えていないまひろ。
「いつ紫式部になるん?」って思ってしまう私が居ます。
激遅ペースで考えるなら、「紫式部になりました!」っていう最終回とか予測してしまうのですが…。
今回のようなもったり胸やけする回があると、早々に終わってくれって思っちゃうんだよなぁ。