砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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捨てる山に迎えにいくものと、

先日放送された『魔法少女山田』を見て、「やっぱり見たい」と思ったので映画

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』を見ました。

結果、よくわかんなかったです…。

映画を見て、

アマプラで映画を見終わり「はぁ…ん?」となった私。

あまりにも咀嚼ができなかったので、考察サイトなどいくつか見ましたが、結局わからないままでした。

というか、この“わからない”こそが、この映画の醍醐味なのだろう…という感じ。

すでにいつも見ている映画紹介のYouTubeチャンネルや、怪談オカルト系のチャンネルで、映画の紹介動画を見ていたので期待していたんです。

けれども、なんというか…。

同じホラーであれば、『みなに幸あれ』の方が好きでした。

どちらも同じホラー作品のコンテストで賞を取っているものですよね。

 

考察系のサイトを見ていて一番しっくり来たのが、『誰にも感情移入できない怖さ』という文章でした。

登場人物、メインどころだけでも3人いるのですけど、誰にも感情移入できないんです。

それは、それぞれのキャラクターが感情移入できるほどに描かれていないから。

「なんか居るなぁ」って感じで、そのまま物語が進んで、終わっていく。

妙に淡々としている印象。

だから、正直な話「ホラー?」と思うような作品なんです。

これなら、YouTubeのフェイクドキュメンタリーQの方がよっぽど怖いと思いました。

捨てる山

さて、登場人物にそれぞれ感情移入ができないので、そこの深掘りはしません。

というか、できません。

ただ、気になったのが、あの山。

神隠しが度々起きる、神様を捨てる山。

 

地元住人はその山のことを知っているから、外には漏らさないわけですよね。

警察ももちろんグルだから、『心霊スポット』と化すこともないのでしょう。

そんな、あの山。

物語の途中で民宿の若者が語ってくれる感じ、基本的に好んで近寄らない場所なんですよね。

大人が夜な夜な物を捨てにいく場所。

だとして、主人公と弟はなんでそんな山に遊びに行ったのでしょう?

「両親は止めなかったの?」と、純粋に疑問に思ってしまいました。

遺骨が捨てられているような場所に、我が子が近寄ることなんて許さないよね。

それとも、近寄ることを禁止されていたのに、親の目を盗んで好奇心で行ったのかな?

 

弟だけがいなくなって、主人公が帰還した。

これに関しては、主人公が弟を山に捨てたからという説が一番しっくり来ました。

物語の終盤では、友人である司くんも捨てていた。

だから、主人公はまた日常に帰ってこれたのでしょう。

山に同行していたあの記者の女性に関しては、ここまで深く踏み込んでくる理由など、最も行動がわけのわからない人物でしたが…。

あの人も何かしらを山に捨てたから帰ってこれたのかな?

ホラーって難しいね

映画を見て思うのは、「ホラーって難しい」ってこと。

正直な話をすると、先日放送された『魔法少女山田』も私の中ではそんなにヒットしなかったんです。

今までの作品で一番好きなのは、『飯沼一家に謝罪します』かな。

ヒトコワとか胸糞とか、そういうものもホラーに分類されるんだろうと思いますが、映画に関してはどこに当てはめていいのかもわからず…。

まぁ、「貞子ドーーン!」みたいなものも好きではないので、そもそもホラーというジャンルの中で私にヒットするものを探すのが難しいって感じなのかもしれませんが。

一応、今のところ私の中でのヒット作は『CURE』です。

それを考えると、今作ともかなり毛色が違うし、「わからない」って感じるのも必然かなぁ。

ま、気になってた作品が見られたのでよかったです。

8月はたくさん映画見たいなぁ。

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