砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

知らなかった兄のこと。

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兄が用事で家に帰って来るとのことで、まぁ実際に顔を会わせるんですけど、その前に最近の自分について一応大まかには話しておこうかな?と思い、LINEをしました。

 

主に先に伝えておきたかったのは、私の話し方の違和感についてなんですけど、文章のやり取りをしている内に、知らない兄が見えてきたんです。

 

 

 

 

兄のことは何度かブログに書いているのですが、性格的には母に近く、正直苦手に感じてしまう部分のある人です。

 

私とは性格が正反対ということもあり、なかなか分かり合えない相手。

精神的な不調とか不安定さというものも理解してもらえていないということは分かっていました。

 

でも、同居しているわけでは無いし、年に何度か顔を会わせる程度なので、その時を耐えていれば問題はないかな?という認識。

 

そもそも私が鬱を爆発させていた時には、兄は既に実家を出ていた後なので、私がいかに病んでいたかということを知りません。実際に見てないからね。

ただ、私が小学生(中学生だったかな?)の頃にリスカをしていた傷跡を見つけたのは兄でした。

他の家族は誰一人として気付かなかったソレに兄は気付いたのです。

 

その時は傷跡について聞かれて、とっさに猫に引っかかれたのだと返答したような記憶があります。

それで、その時の会話は終わったはず。

 

私が自分から腕の傷について話して見せたのは祖母でした。それは多分中3のとき。

二の腕あたりを深く切り過ぎて、血は止まりそうだけれども切り傷がパックリと開いてしまっていて、どうしよう?というような話をしました。

そこで、自傷癖の話をしたんです。

 

母には自分からそのような話を伝えた記憶はありません。多分、祖母が父に話して、それが母に伝わったんだと思います。

そこら辺は知りませんけど。

でも多分そんな感じだったんだと思う。

 

で、兄。

少し年の離れた兄は、私にとっては完璧な人。幼い私は割とブラコンでした。普通に兄が好きだったし、自慢の兄だった。

それが、いつからか、なんだか苦手だなぁと感じる部分にばかり目が行くようになっていました。

 

昔話

私がLINEで兄に伝えたかったのは、話し方が少々変に感じられるかもしれないこと。

それ以外のことは文章では上手く伝えられる気がしなかったので、会った時に話そうとなんとなく思っていました。

 

しかし、話の流れから彼女についての話になり、軽く最近のことを伝えたんです。

 

兄からは、それらの事に関して『受け入れる』というような内容の返事がきました。

私はてっきりいつもの様に理解できないというような態度や返事が来ると思っていたので、予想外で。

 

そして、兄の頭の中に居る恐い存在について兄は話してくれました。

 

兄の頭の中にもナニカが居るのだそうです。それは人ではなく兄曰くミミズに近いもっと怖いもの。

ソレは、幼い時から兄が寝ようとすると現れたそう。

 

幼い兄はその怖いモノに対してどうすることも出来ず、泣いていたそうです。

しかし、最近は回避する術を身に着けたから割と平気、とのこと。

 

兄が何かを抱えている人である、その可能性がある、ということを考えたことが無く、この話を教えてもらった時にとても驚きました。

 

しかし、よくよく考えてみれば同じ家庭環境で育っている兄妹なので、たとえ性格が似ていなくても、何かしらがあった可能性はあるんですよね。

 

そして思い出したのが、兄と母の話。

 

多分私が産まれる前の話です。私の記憶には無い事柄なので…。

 

幼い兄に対して、母はとても厳しい人でした。

夜、暗くなってから、兄を強く叱り家から閉め出していたそうです。

出入りの出来る扉に鍵をかけ、兄が家の中に入るのを許さなかった母。

兄は大きな声で泣き叫んでいた…。

 

当時家の事情で祖父母は少し離れたところで暮らしていたそうですが、家のご近所さんからその話を聞かされていた祖母。

 

「『また』おたくの○○ちゃん(兄のこと)が夜に泣いてたよ。今どきあんな風に泣く子は居ないのに…」

「躾をするのは悪い事じゃないけど、厳しすぎるのはねぇ…」

 

等と言われていたそうです。

ご近所さん的にも気になっていた兄の泣き声。

お嫁に来た母ではなく、古くから知っている祖母に対してそれを伝えて、やんわりとでも家庭内でどうにか納めてもらおうと思っていたんでしょうね。

 

会話をしよう

ちなみに兄は、幼い頃に受けた母からの厳しい躾に関して「感謝している」そうです。

その言葉がどこからどのようにして出てきて、そうなったのかは私は分かりませんが、もしかしたらそれが兄なりの片付け方なのかなぁとも思ったり。

 

現在、兄と母は大層仲が良いです。まぁ、性格が似ていることもあるし、少なくとも私と母の関係性よりもよっぽどうまくいっているように見えます。

 

近々兄は帰って来るので、LINEでは話しきれなかった事などなるべく伝えられたらな、と思っています。

そして、兄の話も聞きたい。

 

兄の言葉は私には少々きつすぎるように感じる部分もあるのですけれど、それでも向き合って会話をすることに何か意味がある様な気がしています。

 

会話の無い家庭で育ったので、人と会話をするのがそもそも苦手な部分はあるのですけれど、それも大人になった今、自分でなんとかできるのではないかな?と。

まず初めに、家族である兄と。

 

向き合えたらいいなぁ。

 

 

 

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