我が家は春夏秋冬いつでも食卓に漬け物が並びます。
小さい頃から漬け物を当たり前に食べていたので、馴染みのある味。
漬け物大好き人間になりました。
そんな我が家の漬け物ルーティンは、暖かい間はぬか漬け、寒くなったら白菜漬けです。
季節もの
春になり暖かくなると祖母がぬか床の準備を始めてくれます。
分厚く振りまいた塩を取り除き、減った分新しいぬかを入れてぬか床をかき混ぜ…。
翌日くらいから野菜を入れて、その年のぬか漬けスタート、です。
その年の始まり頃、つまり今現在食卓に並んでいるぬか漬けは塩が強めです。
ぬか漬けと言うにはまだぬかの味がしない漬け物。
ここから日が経つごとにぬかの味も出てきて、美味しいぬか漬けへと変化していってくれる。
これが、良いのです…!
ぬか漬けって生き物だと言われたりもしますけれども、その通りだなぁ~と私も思います。
日々味が変わっていく物ですからね。
どんどんと美味しくなっていってくれると嬉しいのです。
まぁ、我が家のぬか床を育ててくれているのは祖母なんですけれども。
基本的に私はぬか床には触らないんですけど、ぬか床の育て方はそこそこ知っています。
それは、幼い頃から祖母の様子を見ていたから。
我が家のぬか床には何を投入するのか、と言うようなこともそれなりに知ってます。
いつか私も自分のぬか床を持ちたいなぁ~。
季節に沿って
暖かい時期に大活躍してくれるぬか床は寒くなると冬眠します。
そして冬になって出てくるのが大きなタル。
プラスチック製のヤツ。
白菜と塩と鷹の爪に昆布、というメンツを詰め込んでの白菜漬けが始まります。
冬の間は白菜漬けが我が家の食卓のレギュラー。
こちらは鰹節とお醤油をかけて食べます。
この白菜漬けは入れる物をちょっと変えるとキムチに出来るんだろうなぁ、と思うのです。
鷹の爪はほんのちょっとの辛みを足すために入れているのですが、粉の唐辛子とかニンニク入れたりすれば白菜キムチになるのかな。
白菜漬けも日が経つと酸味が出てくるんですよね。
これが好き。
キムチもすっぱい方が好みなのですが、白菜漬けもすっぱい方が好き。
が、祖母はあんまり酸味が強いのは好みじゃないらしく、古くなるとポイっとされてしまうのです…。
ここら辺の祖母との無言のやり取りがなかなか難しい。
スキー
漬け物全般大好きなのです。
が、ぬか漬けって特別だなぁと感じます。
漬け物の中でも繊細さは1番じゃないのかな?
それくらいにすぐに味が変化してしまうぬか漬け。
だからこそ毎年美味しいぬか漬けを生み出して食卓に並べてくれる祖母の凄さが身に染みます…。
さて、2021年のぬか漬けがスタートしました。
幸せだぁ~。