砂糖水と雑記帳

なんでもない日常の雑記帳 ~猫と暮らしてゲームして~

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【べらぼう】吉原の星が輝く前夜

見ていて面白い部分とそうではない部分の差が大きかった今回。

とりあえず蔦重、格好良かった。

そして、その背中を押している吉原と忘八にも心動きました。

日本橋

時代の寵児となっていた蔦重。

いろんな人から「日本橋」というワードを出され、若干調子に乗っている様に見える仕草・言動が秀逸だなと思った今回。

ドラマ冒頭というか最初の方は「大丈夫か蔦重…?」って思ってた私。

けれど物語が進んでいくにつれて、蔦重は蔦重だったという安心感に着地しました。

 

吉原から日本橋にお店を移すって、どうやるんだろう?って言うのが純粋な疑問。

だって、そもそも本屋を志したのは吉原のためであるはずの蔦重。

そんな彼が吉原を離れる理由がある程度納得できる様なものでないと、違和感が強く残るよなーと思っていたんです。

その視点で見てみると、秀逸だった今回。

蔦重が名をあげている状態から吉原モノとして同じ座敷に座ることさえ許されない姿とのコントラストで強烈な印象を残して、蔦重が日本橋に行くと覚悟を決める姿への説得力を描いていた様に思いました。

予告編が流れ終えた段階で、今回のタイトルがバンっと出て「そういうことか」ってなった私です。

暗い政

前回のラストで蔦重にも不穏な香りがかかっていた抜け荷の話。

今回の冒頭でサクッと断ってくれていたのは、一応一安心って感じ。

 

しかしながら、どんどん暗雲が広がっているように感じられる政治面。

意知がどうなるのかが歴史面では分かっているので、明るい話にはならないのは想像できるのですが…。

 

政治面ってずっと暗い感じで描かれていましたよね。

自分の意思を通すために誰かを利用するっていうのが普通に描かれてきたのでなんだか驚きはないのかもしれません。

でも、どう見てもいい人そうな松前廣年を巻き込もうとしているのが…。

意知的には正義のためにやっているというのはわかるんです。

わかるんですけど、全然感情移入できない。

ただただ可哀想な人をいじめている感を感じ取ってしまうんですよねぇ。

これが、そもそも松前廣年という人物がすごく嫌なやつで吉原でも金に物を言わせて横暴してる…みたいな人物だったら何も思わないんですけど。

登場場面での吉原での楽しみ方とか在り方を見ていると、本当に品よくその場を楽しんでいる人だったし。

「本当はもっと遊びに来たい」って言いながら、お酒や女に飲まれることなく楽しんでいる超いい人であろう松前廣年を落とし込む…っていうのが、私は見ていて苦手だと感じてしまいました。

だから、この先この企みが失敗するのだとしたら喜んでしまうかも。

 

とりあえず公式HPの次回予告のサムネになっている忘八の並びが格好良すぎるので、次回を楽しみにしていたいと思います。

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